6月28日に85歳の父親と、この夏3回目のキス釣りに挑戦した。釣果は振るわなかったが、楽しい釣りとなったのでリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・安部永)
姫路発で家島周りへ
今回も、姫路は飾磨から出船する知々丸さんにお世話になった。梅雨時期で前夜から雨がしとしと降っていたが、船は簡易のテント常設で多少の雨もなんのそのだ。
朝5時に船宿に到着。なんとか乗船の時には雨があがった。いい感じで釣りを楽しむことができそうだ。釣況も、3日前は60匹越えの好調果とのこと。前回の釣果44匹を超えることができるかが私の課題だ。
当日のタックル
本日使用したタックルは、サオがダイワのメタリアエギタコS-178、リールにはシマノのステファーノ201をセットし、PEライン08号、オモリ30号、仕掛けは市販のマルフジの伝承船キス3本バリ(天秤使用)。使用したサオは名前の通りタコ専用ザオだが、非常に繊細でキスにもいいかなと思い選択した。エサはアオイソメ。
5時半に出船し、船は30分ほど走って家島本島に到着。島が100mほど先に見えていた。一流し目、狙う水深は33mほど。ドキドキしながら、仕掛けを入れていく。前回に調子のよかった誘いでシェイクを繰り返し、スーッと聞き上げていくパターンで始めてみることにした。この誘いだと、活性が高いとシェイク中にブルブルッとアタリが出る。
周りでは釣れだすが私と父は蚊帳の外
しばらくして、後方の方に待望の1匹目。すると、ポツポツと周りも釣れだした。しかし、私と父親には未だ魚からのコンタクトがない。
キス釣りは、基本簡単だけど、とても奥が深いと思う。なんとなく釣れるが、その日で1番の釣り方を見極めるのが難しい。
そうこうしていると、やっとキスのアタリ。しかし乗らない。何かがおかしい。アタリはあるけどキスがハリ掛かりしない。
ポツリポツリと釣れるが負のスパイラルへ
しばらくして待望の1匹目。しかしながら続かない。ぽつりぽつりとは釣れるが、数が伸びない。周りの方が釣れている様子を眺める時間が増えていく。
そうなるとおかしなものでオマツリが増えたり、仕掛けが絡んだりと負のスパイラルに陥ってしまう。今のところ、連続で釣り上げている方は、誘ってジーっと止めている方のようだ。どうやってアタリを誘発しているのだろうか?
後半は浅場へ移動
10時ぐらいになると、潮も速くなりとても釣りにくくなってきた。そして、船長の「移動します」の声。前回よかった浅場へ移動するようだ。
しかし、ここでも釣れるのは一時、やはりサオ頭の方とは釣果の差が開くばかり。自分の釣りにこだわらず柔軟に誘いをかえたりする必要があったようだ。エサもイシゴカイを使用されている方が好調果であった。しかし船長によると「アオイソメでもイシゴカイでもかわらんと思うよ。誘いが重要かな。」とのことであった。
最終釣果と今後の展望
釣果はサイズ15~25cmのキス25匹、アジ1匹、テンコチ(ネズミゴチ)5匹であった。父親も同じぐらいであった。サオ頭の方は40匹。私の倍以上は釣られている。ぜひリベンジしたいものだ。釣れなかった時ほど、すぐ釣りに行きたくなる。だからやめられない。
釣り上げたキスはその日の夕食に。天ぷらは絶品で、子どもたちにも人気メニューだ。南蛮漬けもとてもうまい。
船キス釣りのハイシーズンはこれからだ。100匹超えも夢ではないらしい。1日中、入れ食いを体感できる夏のキス釣り、ぜひおすすめしたい。
<安部永/TSURINEWS・WEBライター>