初心者にオススメしたい夏の釣物:ボートキス釣り 手軽に数釣りが可能

初心者にオススメしたい夏の釣物:ボートキス釣り 手軽に数釣りが可能

夏を代表する身近なターゲットがキスだ。投げ釣り、チョイ投げ、船、ボートなどいろいろなシチュエーションで狙えるキスだが、中でも手前船頭のボート釣りはポイント選びも自由自在。今回はボートからのキス釣りを紹介したい。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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船釣り ボート釣り

使用するボートの種類

ひと口にボート釣りといっても何種類かある、もちろん、自分が持っているような個人のプレジャーボートもあれば、レンタルボート店でボートを借りて沖へ出かける場面もある。プレジャーボートは別にして、レンタルでボートを借りる場合、大きく3つのタイプに分かれる。

一つ目は船外機やエンジンなどが付いたボートで、こちらは船舶免許が必要だ。同行者に免許を持っている人が居なければ借りることはできない。ただし、同じエンジンでも現在は2馬力エンジンといって免許が不要なエンジン付きのボートもあり、ボート店にあれば利用しても良いだろう。

一番、制限のないボートが手こぎボートである。池や公園などに浮かんでいて、カップルなどが遊ぶようなボートである。左右のオールで漕ぎ出すので、あちこちをウロウロしようと思えば、それなりに体力は必要だが、普段の運動不足を解消するのにはいいかも。

初心者にオススメしたい夏の釣物:ボートキス釣り 手軽に数釣りが可能手こぎボートで運動不足解消(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

ボート釣りの場所

キス狙いで手軽に出かけられるボートフィッシングの場所としては、比較的波の立たない湾内であることが多い。馬力のあるエンジンボートの場合は、少し海が荒れてくればすぐに撤収もできるが、手こぎボートの場合などは、そうもいかないため、始めから波静かな湾内を釣りエリアとして設定している。

レンタルボート店では釣り場のマップなどを用意して、手こぎボートで行ける範囲などを明確にしているので、必ず出船前に良く聞いて守ること。

タックルの違い

ボートのキス釣りで使用するタックルは、その釣り場の水深や潮の流れなどで少しかわる。大きくかえるのはオモリ。そして、そのオモリを扱える竿だろう。

本来、キス釣りの場合はチョイ投げの釣りと同じで、オモリは軽い方がキスのアタリが分かりやすく、食いも良い。手こぎボートで水深が5m程度の場所を攻めるなら、オモリは3号もあれば十分で、それに合わせるなら、キス用のボートロッドはもちろんだが、アジング用やロックフィッシュ用、イカメタル用などの感度の良いライトタックルを使えばアタリも取りやすくなる。

逆に水深が30mもある場所なら、オモリは30号程度まで使用するから、アジングロッドなどでは荷が重い。竿を用意する場合には釣り場の水深など、規模を事前に問い合わせて情報収集してから。ここでは手軽にできる手こぎボートや2馬力エンジン付きのボートをテーマに解説してみたい。

流しとアンカリング

キスをボートで釣る場合、簡易なアンカーを使ってボートを止めて釣る場合と、アンカーを入れずにボートを流して釣る場合がある。いつでも釣り方をかえることができるので、目安としてはポイントが分からず広範囲に探す場合はまずボートを流してみる。

初心者にオススメしたい夏の釣物:ボートキス釣り 手軽に数釣りが可能ブロックが簡易アンカーに(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

ポイントが見つかって入れ食いになれば、その場所でアンカリングするという手もある。また、あまりに風が強く、ボートが速く流される場合には、仕掛けも落ち着かず、ポイントに当たってもすぐに過ぎてしまうのでアンカリングすることが多い。

ポイントの選び方

レンタルボート店で出船前には「今、釣れている場所」をしっかりと聞いておくことが重要だ。特に広い湾内での釣りの場合は、釣れていない場所に行くだけで時間と体力の無駄になる。

ある程度エリアが絞れれば、まずは流し釣り。ボートを止めてどちらの方に流れるのかを確認する。ボートが流れているのが分かったら、流れに対して後方に竿を出す。後方にあまり投げる必要はなく、ほんの5mほどで良いからチョイ投げする。

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