魚釣りで『雨』が歓迎される4つの理由 降り方でプラスにもマイナスにも

魚釣りで『雨』が歓迎される4つの理由 降り方でプラスにもマイナスにも

梅雨の雨と言えば「シトシト」だったはずが、土砂降りもしょっちゅうに感じる。そんなうっとうしい雨にも、釣りにとって歓迎すべき変化をもたらしてくれる場合がある。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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4.涼しくなれば釣りやすい

快晴は爽やかなものである。しかし、梅雨から夏にかけての快晴は、暑さももたらす。直射日光の中での釣りは体力を奪い、熱中症も引き起こす。それを防ぐためには日陰を作ったり、水分やミネラルの補給をイヤというほどしなければならない。

ところが、暑い最中に、夕立のような激しい雨が少しの時間降り続くだけで、一気に気温が下がって釣りやすくなる。これが少量の雨だけだと、かえって湿度が上がったくらいで気温が下がらず、さらに辛い状況にはなるのだが、これも雨の降りようである。

特に沖波止や防波堤の上での釣りではケーソンが日差しによって温められるので、照り返しとともにムンムンと暑さが足元からはい上がってくる。雨でこのケーソン(=コンクリート)を冷やしてくれるだけで、はい上がってくる暑さもかなり押さえられるので、体感的にも涼しくなり、釣りに集中できる。

以上4つの雨を歓迎したい理由を挙げたが、ほかにも雨天時は快晴時よりも光量が少ないので、ターゲットによってはそれだけで活性が上がる。ただし、この場合は逆の魚もいるので、それは魚の習性次第となるが……。

魚釣りで『雨』が歓迎される4つの理由 降り方でプラスにもマイナスにも雨の夜釣りは幻想的な景色と出会うかも(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

いずれにしても「雨はイヤだなあ」と思って釣行するより、どうせ行くなら気分だけでも雨を味方に付けて釣行してみてはいかがだろう。

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>