大阪湾ライトゲーム 「岩礁帯」「温排水」「テトラ」にて多魚種を攻略

大阪湾ライトゲーム 「岩礁帯」「温排水」「テトラ」にて多魚種を攻略

6月8日、大阪湾阪南エリアにて波止ライトゲームに出かけた。岩礁帯・温排水・テトラと3つのポイントで、それぞれ違った魚種の心地よいアタリを楽しんだ釣行をレポート。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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大阪湾阪南エリアでライトゲーム

大阪南港ではこの潮回りでほとんど魚が止まっていた。とにかく何か釣れてくれないか……そう思うと、頭に浮かぶのは阪南のエリアだ。同じ大阪府でも、あの海はいつも何かが違う。

1月の低水温期に泉南のマイポイントでは初めて背信に遭い、いつかリベンジしてやりたいと心を燃やしながら、高速道路の料金も相当かかるこの場所への釣行は控えていた。しかし季節が進んで、そろそろアジの適水温(16~20℃)ど真ん中となったので、満を持して車を走らせた。釣りの前から、好きなポイントへただ向かっていくだけで爽快感がある。

岩礁帯でガシラをキャッチ

3つあるポイントのうち、最初は岩礁帯に入った。冬場、お腹がパンパンだったガシラ(カサゴ)は産卵を終え、生まれた子がすでに5cm程度に成長し、もう口を使うようになっているというのは、何かしら感慨深いものがある。年中釣れるターゲットが、開始早々に釣れてくれた。

大阪湾ライトゲーム 「岩礁帯」「温排水」「テトラ」にて多魚種を攻略ガシラの新子(提供:WEBライター・井上海生)

ガシラは明るい時間から活性が高い。ただし、岩礁帯での日が暮れてしまうまでは、フグとイソベラの猛攻を浴びる。私はエラストマー系(フグ等の歯にかじられにくい素材)のワームで、攻略している。ワームがもったいなければ、イカの足などでも代用可能だ。

温排水付近でアジがヒット

本命であるアジのチャンスは、一発だろうと思っていた。そこで、ちょうど夕暮れと重なる満潮に時間を合わせ、あえて一度背信されたマイポイントは離れた。慎重を期して事前に情報を集めていた、通常ならば冬のアジングのポイントとなる温排水近くの波止に入った。

ポイントとなるのは、10mくらい投げた先の潮のよれ。個人的な感じ方だが、アジは満潮の潮止まりは、表層かボトムしかほとんど口を使わないように思う。この日はボトムで回答があった。それでも相当粘って、周囲も真っ暗になってから、中アジが1匹のみ。

大阪湾ライトゲーム 「岩礁帯」「温排水」「テトラ」にて多魚種を攻略泉南の中アジ(提供:WEBライター・井上海生)

なかなかアタリが出ず、最後の方は苦しかったが……。諦めずに頑張るものだ。初夏にしてはまずまずのサイズで、痩せた個体ではあったが、塩焼きのためにキープした。

さらに辺りが完全に暗くなってからは、堤防のキワに付いたメバルのレンジから一つ深いところで、小アジはそれなりに釣れてくれた。すぐ手近なところで掛ける小さいサカナなので、引き味というよりは、アタリの気持ち良さを感じる釣りとなった。

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