今回は筆者が最近はじめたばかりの、淡水小物釣り界の「究極の癒し」であるタナゴ釣りを紹介したい。はじめるまでは繊細な釣りで難しいイメージがあったが、挑戦してみるとそんなことはなく、初心者の方でも楽しめる釣りだと感じている。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・竹内尚哉)
タナゴ釣り攻略法3選
筆者のタナゴ釣り攻略法を紹介する。
1.狙うポイント
ポイントが1番重要であり、釣り場ごとに『群れの定位する場所』が必ずあるので、その周辺に陣取れるかが釣果のカギとなる。
クチボソ釣りと共通する点は『釣り方』であるが、クチボソと違う点は居る場所が比較的限定的されること。障害物(水草・ボサ等)周辺の身を隠せる場所は最低条件で、障害物がない場所では日中はアタリすらないこともある。
私の行く釣り場では良くあるパターンだが、ヘラ釣り場と重なるのでヘラ台の下にもタナゴが定位していたりする。だがそれだけの条件では数匹程度の拾い釣りで終わる傾向が強い。できるだけまったり座って、のんびり綺麗な魚と遊ぶには、釣り場ごとの経験が必要である。
2.誘いとアワセ
実はタナゴ釣りもクチボソ同様、誘いとアワセのタイミングはほぼ同じ。仕掛けを入れた直後の馴染む前後、もしくは水中から仕掛けを上げて下げる動作をアタリが出るまで繰り返す。
アワセのタイミングは、ウキに出るアタリもクチボソ同様にハッキリとしているので分かりやすい。渋い時間では掛かるアタリ、掛けられないアタリも存在するので見極めたいところだ。
3.タナ
タナゴは中層から底付近を泳いでいるので、まずは底付近から釣り始めたい。ポツポツ釣れて終わるパターンだと、群れが往来している場合が多い。基本的にはエサ打ちしながらポツポツ釣れるまったりとした釣りとなる。
だが入れポン状態になる高活性時はタナも上がるので、一気に数を増やすチャンス到来だ。ちなみに、マヅメのチャンスタイムも同様で、ウキも派手に動き魚が掛かるアタリが連発する。
写真撮影も楽しみのうち
筆者は最近はじめたタナゴ釣りだが、はじめて挑戦した際はサイズ的に2~6cmが半日で55尾とポツポツ程度に釣れた。その中の最大サイズの6cm以外は、全体写真を撮りすぐにリリースしたが、良型だけはしばらく眺めて鑑賞。大型は綺麗で写真を撮る時の充実感が最高である。
その後は別の場所でたまたま8cm超の大型が釣れてしまい、すっかり大型タイリクバラタナゴの虜になってしまった。数が出なくとも満足度の高い魚種なので、癒し効果も高いのかもしれない。時間を見つけてまた癒されに行きたいと思う。
<竹内尚哉/TSURINEWS・WEBライター>