2020年の兵庫・明石海域のマダコ釣りはシーズン開幕から好調の模様。5月とは思えない釣果も出ています。今回は、タックルや使用するエギ、誘い方などキホンを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・丸山明)
エギタコ釣りの誘い方4選
ジギングなどと同様に、当日のアタリアクションがあります。
エギの動かし方の代表的なパターンとしては……
1.小刻みに速くトトトトトと言ったアクション
2.小刻みだがゆっくり、トントントンと言うアクション
3.大きめの動きを出してトーン、トーーン
4.あまり動かさずに様子見程度にする、ジワッ、ジワッなどです。
水温や水色の変化で気分がかわるのでしょう。興味津々になる動きがありますので、混ぜ合わせて誘ってみてください。どれかにヌンと腕を置いた前アタリが取れます。カウント5程度数えて、両手で必殺の大アワセです。ズンと重みが乗るのがマダコ釣りの醍醐味です。
釣ったマダコの保管
釣れたマダコは必ずネットに入れて、イケスで保管します。頭の良いマダコは、とんでもないスピードで逃げます。逃げ道も知っていて、船の上から排水溝などを通って逃げてしまうと、バラシより10倍以上悔しいです。
間違っても、すぐにクーラーには入れないことです。生きていれば逃げるし、天に召されれば大量の墨を吐き、あとでとんでもないことになります。ネットに入れて生かし、帰路に絞めてクーラーに入れるのが最良の方法です。
マダコを入れておくネットもいろいろあり、最近はボックスタイプの使いやすいネットも出てきました。
規則を順守して楽しもう
ボート釣りの人は、「明石地先におけるタコ釣り等に係る漁場利用規程(第1種共同漁業権)」がありますので、順守をしてください。また、規制エリアに近づくことなく、規制のない沖合いのポイントで十分な釣果に恵まれます。
最後に、「芋蛸南京」という言葉があります。女性の好きなものです。旨味のある明石ダコのお土産は、必ず家庭で喜ばれ、釣りの投資に対して、家族の理解度はかなり高くなる釣りです。冷凍保存でも味の低下は少なく、定期的な釣りが家庭で評価されて狙いものです。
<丸山明/TSURINEWS・WEBライター>