春は陸っぱりで大型のアオリイカに出会えるビッグチャンス。今回はモンスターアオリとの出会いをナビゲート。アオリイカの生態やアプローチ、マル秘テクニックもこっそり解説しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 橋本広基)
春エギングのタックルと装備
エギングはバシバシとエギを跳ね上げるシャクリの動作が基本となり、シャープなロッド操作が要求される。そのためロッドはエギング専用モデルが耐久性の面でも安心でき、先調子のため軽い力でエギの操作が可能となる。
オススメの長さは遠投性と操作性のバランスを考慮し、8.5ft前後。秋の子イカシーズンなど通年楽しみたい場合は適合エギサイズ3.5号程度のMLもしくはMパワーモデル、春のモンスターサイズに重点を置く場合は4号程度のMHパワーでもいいだろう。
メインラインは水中でのライン抵抗を考慮し、PEライン0.6~0.8号。リーダーの結束は根ズレ対策のため必須となり、フロロカーボンラインの2号程度を選択しよう。2kgオーバーでも安心したファイトが楽しめ、飛距離と強さのバランスを意識したセッティングだ。
春エギングのエギ
エギはアオリイカ釣り専用のルアーである。ルアーのサイズは春の親イカシーズンでは3.5号が基本となる。
カラーについては、エギの表面に巻かれる上布とその下地に貼られるカラーテープの二重構造となっており、状況に応じたカラーチェンジは釣果を伸ばす重要な要素となってくる。そのため私の使い分けとしては、下地は定番の金系とシルエットがはっきりする赤系を中心に、上布は光量の少ない朝夕のマヅメ時は、目立ちやすいオレンジやピンク系、日中や潮の澄んでいる場面では紫や銀系の地味カラーに加え、紫外線に反応してボワッと発光するケイムラカラーもオススメだ。
夜はライトを当てると発光する夜光カラーも試してみたい。このように状況を考え、独自の考察でカラー選択も楽しんでみよう。