キャッチ&イート派の釣り人の多くが持っている『出刃包丁』。魚を捌くことに特化した包丁で、釣り具と同様の使用頻度があるアイテムです。今回はこの『出刃包丁』の手入れについて解説します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
家庭用出刃包丁の研ぎ方
プロの現場での研ぎは、多くの段階を経て仕上げますが、今回はあくまで家庭で手軽に出来る最低限のステップを紹介します。
1、砥石は必ず使用前に水に浸して気泡が出なくなるまで水分を吸わせる
2、研いでいる時に砥石が動くと不安定で怪我をする事もあるので、濡らして軽く絞った雑巾を下に敷くか、専用の台でしっかり砥石を固定する
3、砥石と包丁の角度は約45°がベスト
4、刃の角度に合わせて少し包丁を持ち上げる
5、研ぐ部分にしっかり左手を添え、右手はふらつかないように強めに固定
6、まずは切っ先(先端)を20回くらい前後させて研ぐ。切っ先だけは刃の角度を立て気味にして研ぐのがポイント
7、続いて切っ先以外の部分を2、3回に分けて研いでいく
8、研いでいると研ぎ汁(砥クソ)が出てくるが、鋭い刃を付けるために大切なので洗い流さない
9、裏にして15回ほど切っ先から順番に研ぐ※裏は砥石にべたっとくっつけて研ぐ
10、もう1回6から9の行程を繰り返してから綺麗に洗い流す。(大変なら飛ばしてもOK)
11、仕上砥石でさらにもう1回繰り返す(飛ばしてもOK)。研ぎ終わったらしっかり洗って、水気を拭き取ってから保管します。