クーラーボックスの基礎知識 保冷力を最大限引き出す使用方法を紹介

クーラーボックスの基礎知識 保冷力を最大限引き出す使用方法を紹介

魚釣りでは欠かす事ができないクーラーボックス。もちろん、釣り用の汎用クーラーボックスは冷蔵庫のように勝手に電気で冷える訳ではない。氷を入れて、ボックス内を冷やす事で中に入れている魚などを冷やす。今回はそんなクーラーボックスの機能をしっかりと発揮できる工夫を紹介したい。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

TSURINEWS編集部

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機能を最大限引きだす使用方法

ここからは、そんなクーラーの機能を最大限引きだす使用法について紹介したい。

そもそもクーラーを使うための基本的な理念は「保冷」である。特にこれから気温がグングンと上昇してくる時期には、冷やしておきたい物を入れるケースとしての使用法がほぼ100%を占めるだろう。ここで言う、機能がその保冷であり、最大限引きだしたいのも保冷力であり、ちょっとした工夫でその機能を効率よく使える。

1、外気温の低い場所に置く

クーラーの内部は、事前に入れている氷や保冷剤などの冷気を利用して、室内の温度を下げた状態をキープする。そのため、まず最初にクーラー内を冷やすエネルギーが居る。そして、保冷の妨害となるのが、外気温である。

外気温はクーラーの壁を温め、内部まで温度を上昇させる。それを遮断するのがクーラーの壁内に入っているウレタンパネルであったり、真空断熱材である。一般的な保冷の効果が高いのは、やはり高価な断熱材を使用したクーラーである事にかわりない。

ただ、どんなに断熱効果の高いクーラーでもその断熱効果は100%ではない。50度の外気温下と10度の外気温下では、クーラー内の保冷効果も大きくかわってくる。普段の使用ではできるだけ、外気温の低い場所に置く事を意識したい。

釣りの最中なら日陰であったり、船釣りなどなら濡れたタオルなどを掛けて、随時、海水をかけてクーラーの壁そのものの温度を下げる工夫をするだけで保冷効果がずいぶんとかわってくる。

2、開閉は最小限に

クーラーの構造上、まずは氷などでクーラー内を冷やし、それをキープする・・・と言うのが基本機能である事は前述した。と言う事は、フタを開けっ放しするとクーラー内の温度が上がってしまうのは当然理解できる。

基本的に冷気は下へ流れるので、上部のフタを開けても冷気が上昇する事はないのだが、温かい外気がクーラー内の空気と混じって結局、温度が上がってしまう。これを再び冷やすには氷の力が必要になり、結果、氷が溶けるのも早くなる。

それを最小限にする工夫が、前述のフタに付いた投入口である。開閉スペースを小さくする事で、クーラー内の冷気をできるだけ中に止める工夫だ。

小型の投入口がないクーラーの場合は、開閉の回数や時間をできるだけ減らす事。魚が入れ食いなので、開けっ放し…と言うのは良くない。傷まない程度に数匹をためてからまとめて放り込むと言うのはいかがだろうか。

3、溶けた水は適度に排水

クーラー内の氷はどうしても徐々に溶けてくる。ただし、潮氷のように海水と氷で、クーラー内に非常に低温の海水をキープして魚を締めたりする場合には必要ない。

この場合も、氷はどんどん溶けてくるので、塩分濃度が下がってきて、真水に近い状態になってしまうと、魚が傷みやすくなるので注意したい。

潮氷を使った場合には、釣りが終了したらクーラー内の水を1度捨て、氷が少なければ新しく購入するなどして温度が上がらないようにする。新しく氷を入れる際には、ひとつかみの塩を入れるとほんの少しだが温度が下がるのでなおヨシである。

気を付けたいのは潮氷を作っていない時でも1日釣りを続けていれば氷は徐々に溶けてくる。溶けてくると当然、水がクーラー内に溜まってくるので、食べ物やエサなどが溶けた水に浸かってしまう事も多々あるので、水抜き栓を時々開けて、排水をしておきたい。

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>

緊急事態宣言は解除されましたが、外出については行政の最新情報を確認いただき、マスクの着用と3密を避けるよう心がけて下さい。一日も早く、全ての釣り場・船宿に釣り人の笑顔が戻ってくることを、心からお祈りしております。