今回は、私が渓流エサ釣りで使用する仕掛けの自作方法について紹介しよう。市販品も良いが、釣行回数を考えるとどうしても自作が安上がり。さらに、自分好みのカスタマイズされた仕掛けを作ることが可能な点も魅力である。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・竹内尚哉)
仕掛け作りに便利な道具
仕掛け巻き
これがあると非常に便利だ。ない場合は厚紙を切り、台紙にして切り目を入れて代用すればいい。自作仕掛けをベストに入れて、現地で直ぐに竿につないでエサを付けられ、釣り開始がスムーズ。トラブルによる仕掛け全損、手前祭りした時、本流から支流に移動など、すぐに新しい仕掛けと交換が可能だ。現地で仕掛けを作るのが面倒な人は、これがないと始まらないくらいに必要だと思う。
私は、本流用5個と支流用5個に分けている。こうすることで、支流に行く際の本流合流点での手尻仕掛けでの釣りと、支流での提灯釣りが簡単に切替可能だ。また本支流の逆も然りだ。
針結び器
私的にハピソンのYH-713が使いやすくオススメだ。渓流釣りの針結びにもうってつけだ。糸付き針を使う仕掛けを作る場合では使用しないが、針単体で結ぶ時には便利である。
必要最低限の消耗品と、あれば便利なグッズ2点を紹介させて貰った。仕掛け作りでも経験を積んでいくと、だんだんと考えが変わり、自分の考えがでてくるはず。無理のない範囲で、リニューアルを重ねていき、自分なりのスタイルを構築していくのが面白い。
現地での仕掛け自作について
単純な仕掛けなのだが、逆にこれで釣れる釣りだから、私はやっているのかもしれない。もし、現地で仕掛けをすべて使ってしまったら、現地で自作すれば良い。そんな時のために、ベストには常にイト、針、オモリ、目印の4点は必ず常備しておこう。
ラインの先端をチチワ結びして、渓流竿を伸ばしながらラインを出していく。提灯仕掛けにしたい場合は、1ヒロ程度伸ばして切断して大丈夫だ。手尻まで出したら、針を外掛け結び、または針結び器で結ぶ。
私はこれで糸を張った状態にして、目印を付けていく。
オモリは状況が分かっている川に行く場合はこの時に付けておく。そして、仕掛け巻きに巻いていき、自作仕掛けが完成だ。
<竹内尚哉/TSURINEWS・WEBライター>