表層にいる良型メバルをトップゲームで狙い撃ち 23cmキャッチ【三重】

表層にいる良型メバルをトップゲームで狙い撃ち 23cmキャッチ【三重】

春のメバルシーズンを迎えて3月25日に三重・四日市港にメバリングへ。ボトム付近ではタケノコメバルにカサゴが釣れるがメバルの反応がない。そこで、メバルプラッギングの中で、お気に入りのトップウォーターでの釣りを展開。23cmもヒットして短時間のゲームを楽しんだ。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

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プラッギングの難しさ

最近、メバルをプラッギングで狙うのが流行のようだ。釣具店のメバルコーナーにはミノーやシンキングペンシルがズラリと並び、人気のほどがうかがえる。

とはいえ、プラグ(特にミノー)はレンジキープ能力に優れる反面、ヒットレンジを探るには頻繁なルアーローテーションが必要不可欠。しかも、トリプルフックなのでリリースにも手間がかかる。そんな訳で私の場合、ジグヘッドで厳しいような場面を除けば、あまり出番はないのが実情だ。

トップゲームが楽しい!

だが、そんな私でもトップウォーターだけは別。相手を水面上まで誘い出して捕食シーンも丸見えとくれば、これが楽しくない訳がない。ベイエリアなら夜でも比較的明るく、トップゲームには最高のステージとなる。

そんなトップゲームに最適な季節が、まさに今。そこで3月25日の夜、潮のタイミングを見計らって三重・四日市市の四日市港へと出かけてみた。

ポイントは運河からの流れが絡む潮通しのいいエリア。午後7時半ごろに到着してみると予想以上に風が強く、海面も波立っている。ちょうど下げ潮の効き始めるタイミングだが、トップには少々厳しい状況だ。

まずはジグヘッドで

とはいえ、それ以外の条件は悪くないので、風が収まることに期待して様子を見ることにした。まずは1gのジグヘッドで表層から探りを入れていくが反応はない。そこで少しずつレンジを下げていくと、ボトム付近で重量感のある手応え。ヒットしたのは25cmのタケノコメバルだ。

表層にいる良型メバルをトップゲームで狙い撃ち 23cmキャッチ【三重】25cmのタケノコメバル(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

ゲストは釣れるが・・・

同様のパターンで22cmのカサゴも追加したが、メバルからの反応は皆無。そこで下のレンジは見切り、表層を重点的に探っていくと小さなアタリが出た。再度同じラインを通してみるとヒットしたのは18cmほどのメバル。どうやら読みは当たったようだ。

表層にいる良型メバルをトップゲームで狙い撃ち 23cmキャッチ【三重】ボトムではカサゴも登場(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

メバルが表層に居る

表層にいると分かればトップの出番。ストームの五目ペンシルをキャストし、小刻みなドッグウオークとポーズを織り交ぜながら下げ潮に乗せて流していく。

表層にいる良型メバルをトップゲームで狙い撃ち 23cmキャッチ【三重】トップゲームのタックル(作図:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

トップで23cm本命メバル

すると数投目で明確なアタリが出た。トップで狙えるのは間違いなさそうだ。確信をもってキャストを繰り返すと、ほどなくヒット。狙い通りの展開に表情も緩む。キャッチしたのは23cmのメバル。まずまずのサイズだ。

しばらくすると風が収まってきた。海面に目をやると、少ないながらライズも確認できる。潮上にキャストし、アクションを入れながらポイントに流し込んでいくと小さく水面が割れた。

遅アワセで21cm追加

トップの釣りに早アワセは禁物。重みが乗ったことを確認してアワセを入れる。今度はややサイズダウンの21cmだが、狙い通りの1匹にサイズなど関係ない。ヒットシーンも丸見えで大満足だ。

表層にいる良型メバルをトップゲームで狙い撃ち 23cmキャッチ【三重】トップにヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

その後も同様のパターンで1匹追加。しかし再び風が吹き始め、海面も荒れてきた。まだ狙えるだろうとキャストを繰り返すが反応はなく、気付けば潮位もすっかり下がっている。さすが大潮、時合いは一瞬だ。

午後9時半を少し回ったところでロッドオフ。いい時間は短かったが、魚のサイズもよく満足の釣行となった。メバルはこれから盛期を迎え、5月ごろまで楽しめる。

<週刊つりニュース中部版APC 浅井達志 /TSURINEWS編>

▼この釣り場について
四日市港
所在地:三重県四日市市
この記事は『週刊つりニュース中部版』2020年4月17日号に掲載された記事を再編集したものになります。