東京湾『LTアジ』釣行で80尾 低活性時の攻略法も紹介【進丸】

東京湾『LTアジ』釣行で80尾 低活性時の攻略法も紹介【進丸】

3月7日、東京湾の人気釣り物「LTアジ」釣行に、神奈川県は金沢八景出船の進丸にて出かけた。低活性のサカナを攻略し、80尾の釣果に。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 田中義博)

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船釣り エサ釣り

筆者の当日の釣り方

10時すぎになって、私も参戦。これまでの状況や船長の話を参考に「口を使わないアジにどう食わせるか」をイメージしながら釣りを組み立てていく。

注意したのは、コマセは見せる程度のごく少量にして付けエサをしっかりアピールすること。

1. ビシ着底後、底上1.5mと3mで、小さなストロークでコマセを振り出す
2. 10秒待つ
3. アタリがなければ、そのタナから30センチほど、スッとやや速いスピードで誘い上げる
4. 再び10秒待つ
5. 今度はゆっくりとビシを下げて付けエサを落とし込む

東京湾『LTアジ』釣行で80尾 低活性時の攻略法も紹介【進丸】この日は20cm前後が平均的なサイズ(提供:週刊つりニュース関東版 APC・田中義博)

付けエを動かして誘うことで、リアクションで食わせるイメージだ。さっそく、誘い下げにキュキューンと小気味いい反応があって力強い引き込みが到来。ライトタックルであればこそ、引き込みを存分に楽しめる。

その後も一荷を交えながら、数を伸ばしていくことができた。

最終釣果

エサの青イソメは、ハリのフトコロに極小サイズで装着。「大きなエサはアピール力こそ大きいが、この状況では魚が食いつきにくいはず」と考え、エサのサイズに注意を払ったことが釣果を伸ばすことにつながったのだろう。

その後もこの誘いのパターンが当日の状況下にマッチしていたのか、単発は多かったものの沖上がりの14時までに80尾を手にすることができた。

船中釣果は18~28センチを20~80尾。ゲストにイシモチなど

今後の展望

下船後、船長に今後の展望を聞いてみると「きょうは反応こそでていたものの、魚の機嫌はイマイチでした。なかなか口を使ってくれなかったのでビギナーには少し難しかったですね。今後、水温の上昇に合わせて濁るようなれば活性が上がってきます。釣りやすくなると思いますので期待していただきたいですね。また、3月20日からLTアジは、半日船のスタイルで午前便として出船します。釣り方のレクチャーなどはもちろん、レンタルタックルなどが充実していますので、初心者も気軽に来てください」と締めくくってくれた。

東京湾『LTアジ』釣行で80尾 低活性時の攻略法も紹介【進丸】味がよく様々な料理が可能なアジ(提供:週刊つりニュース関東版 APC・田中義博)

この日はひと筋縄ではいかない気難しい状況だったが、これからの時期は期待十分。「東京湾の堅釣魚」ともいえるアジをLTで思いっきり楽しんでみてはいかがだろう。

<週刊つりニュース関東版 APC・田中義博/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
進丸
出港場所:横浜金沢八景
この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年3月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。