3月11日(水)の深夜、オオニベで脚光を浴びている宮崎県央サーフ「木崎浜」へ、サーフゲームに出かけた。ゴールデンタイムの朝マヅメは海況悪化で打つ手なしも、合計3尾のヒラスズキをキャッチできた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・楢崎人生)
朝マヅメは状況悪化
しかし期待は裏切られた。海は生きているのだ。次第に波が高くなり、引き潮にもかかわらず押す波の方が強く、波打ち際がどんどん後退していく。押しの強い波は底の砂を巻き上げ、浜全体を茶色く染めていく。底荒れだ。
海の濁りは様々な種類があるが、サーフフィッシングで最も好ましくない状況がこの底荒れなのだ。こうなると魚は濁りの少ない沖の深場へ落ちる。浅場に残った魚も視界を塞がれてルアーを追える状況ではない。打つ手なし。待ちに待ったゴールデンタイムは残念な結果に終わってしまった。
水難事故の絶えない木崎浜
木崎浜は遊泳禁止水域だ。離岸流が発生しやすく水難事故が多い。宮崎県内18箇所の浜と比べても2桁の水難事故が発生しているのは木崎浜だけだ。死亡事故も絶えない。信じられないことに子供だけを波打ち際に残してサーフボードで沖まで出ていく人もいる。釣り人もライフジャケットとウェーダーを着用している人はごく僅かだ。親子揃って長靴で釣りをしている人もいる。
サーフゲームは身近で手軽な釣りだが、海は死と隣り合わせの場所でもある。釣果よりも安全を優先し、子連れで釣りを楽しむ場合は必ずライフジャケットを着用し、常に子供が自分の視界に入るようにしてほしい。
<楢崎人生/TSURINEWS・WEBライター>
木崎浜