千葉・南房春の風物詩イサキ釣りが各地でスタート。3月1日からスタートした西川名では初日から38cmを頭に1人38~44尾と開幕ダッシュに成功。ここでは春のイサギ釣りについてタックルから釣り方のコツなどをまとめてみた。ぜひ、参考にして出かけてみよう。
(アイキャッチ画像提供:竜一丸)
イサキの釣況
西川名の竜一丸では、40cm超えのジャンボサイズイサキの実績が豊富な波左間沖などを狙い、3月1日に今シーズン初出船。初日は38cm頭に38~44尾。2日は終日波左間沖で狙い25~38cm12~27尾。
洲の崎の勝丸や、布良・とよ丸、相浜・良栄丸、伊戸・保坂丸、小湊・大栄丸でも順次出船予定。
南房総イサキ釣りのタックル
タックルや仕掛けは図参照。
浅場で気軽に数釣りが楽しめるので、手持ちで使っても疲れないものがいい。また、ハリスが細いため、竿の曲がりなど道具の性能を最大限活用しないと大型の場合ハリス切れやハリ折れ、バラシにつながる。
例えば、前述の波左間沖の大型狙いの場合は、リールのドラグは緩めに設定しておき、竿の曲がりを最大限活かして釣り上げる。ハリス切れなどが多発する場合は、仕掛けだけでなく、竿やリール、釣り方も再検討してはいかがだろうか。
南房総イサキ釣りのコマセ&エサ
コマセはアミコマセが基本。ビシに8割詰めて、上部の黒いネジを回してビシの下窓を全閉~わずかに空いている程度に調整し、上窓は3分の1開放。
付けエはイカ短が主流で、コマセに同調させるため米粒よりさらに小さく切ったものを使う。
タナを合わせることが重要
コマセ釣りなので、タナを合せることが大事。船長から「○m」と指示があれば、指示ダナ+2~3mからシャクリながら巻き上げて、指示のタナでアタリを待つ。「○~○m」という指示の場合は下限の水深から指示ダナへ。
数を釣るのであれば、アタッてもすぐに巻き上げずに追い食いを狙う。1尾掛かったらゆっくりとリールを巻いて少し上のタナへと誘導する。
ハリスのチェックは忘れずに
細いハリスを使用するため、強引な巻き上げや抜き上げは厳禁。「大きい」と思ったら無理せずタモで取りこもう。また、数多く釣っているうちにハリスやハリが劣化して食い渋ったり、ハリスが切れることが多々ある。
1尾釣ったら、ハリスのささくれや、ハリ先のつぶれがないか、指先などでチェックしておけば不意の大物に安心して対応できるはず。
オススメの食べ方
刺し身や塩焼き、煮付けなどさまざまな調理法で楽しめるのが魅力。たくさん釣れたら、自分なりのレシピに挑戦してみては。
<週刊つりニュース関東版編集部 /TSURINEWS編>