釣果情報サイトによると連日ヤリイカが釣れているようだが、年明けからすでに2回エギングヤリイカ釣行しているにもかかわらず、私はいまだに釣り上げられていない。というわけで、3度目の正直を狙って2月4日に丹後半島へ行ってきた。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)
多数の釣り人は好調の証?
当日は定時に仕事を終えて、どこへも寄らずにそそくさと帰宅。有り合わせのものを流し込んで夕食とし、今週も日本海を目指した。三度目の正直のヤリイカエギングである。釣り場に選んだのは京都・伊根町の新井崎漁港。前回の養老より墨跡が多かったため、再びここでチャレンジすることにしたのだ。
到着は23時半。平日の夜なので釣り人は少ないだろうと予想できたが、大波止を見るとヘッドライトの明かりが数カ所でチラチラしている。冬の日本海の真夜中、しかも平日にこれだけの人が入っているということは、やはり釣れているのだろう。期待が高まる。
まずはライトゲームから
とりあえずいつもの常夜灯の下で準備を整え、釣り始める。エギの沈下を待つ間に根魚も狙おうと、もう1本ライトゲーム用のロッドを追加していつものように足元を狙う。
前回は足元で頻繁にガシラ(カサゴ)がアタってきたのだが、この日は反応がいまいち。たまに釣れても10cmほどの小型やミニメバルなので、型がいいのは産卵がらみで食いが渋い季節に突入したのかもしれない。
しばらく狙ったがいい反応がなかったので、思い切って根魚は捨ててヤリイカ狙いに絞ることにする。大波止へ移動しようと準備をしていると、外灯の下をふらふら泳ぐ魚の姿。タモですくったのは、オニオコゼ。高級魚だ。気分よく大波止に移動する。
大波止でエギングへ
構内で釣りをしていた1時間ほどの間に何組かの釣り人が波止を後にしており、先端に3人だけになっていた。まだスペースは十分あるので、そちらへ行こうかとも考えたが、カーブ付近にも大量の墨跡が残っていたので、ここで釣ることとした。
とりあえず、フルキャストで沖へ投げ、じっくり着底を待つ。が、なかなか着底しない。かなり水深があるようだ。普段なら途中で諦めてシャクリ始めるところだが、三度目の挑戦でボウズは嫌だし、ヤリイカは底にいることが多いみたいなので、しっかり底を取ることを心がける。
底が取れたら、そこからはワンピッチで2~3回シャクり、カーブフォールで反応を見ながら手前に寄せてくる。たまに10回ほどシャクってタナをかえたり、ちょっと強めにシャクったりと、変化も入れてみた。
初アタリもすっぽ抜け
すると1時間ほどしたころ、中層までワンピッチでシャクり上げたエギに確かな違和感。「ついにきた」と喜び勇んでアワセを入れたが、一瞬重量を感じただけで抜けてしまった。残念だが、ここ2回の釣行ではアタリすらなかったので、これだけでも十分うれしい。
ヤリイカはもうすぐ!と意気込んで次を投げ入れる。さらにサオ先に集中してイカからのコンタクトを待つが、次のアタリがなかなか出ない。そのうち隣にエギンガーが入ってくると、横の動きが気になって集中力は完全になくなってしまった。