静岡富戸のひろし丸は深場メーンで出船中。
アカムツ、キンメやアコウ、べニアコウを看板にしている。近年、伊豆ではキンメをはじめとしたディープジギングが盛り上がりを見せており、同船でも昨年3月5日に山口さんが66.5kgのアブラボウズを上げた。
アブラボウズとパワーファイト
今年も同氏を含む、愛知県長久手市の釣具店一行が2月18日(日)に挑戦。
水深680m前後でのふた流し目、山口さんの900gジグに28kgがヒット。
ミチイトPEラインの2.5号で釣り上げた。
その後、水深710m前後のポイントでは、彼に2尾目の30.4kg。
「1尾目のほうが力強く抵抗した」と言う。
さらにファイト中、岡田さんも掛けた。
自身初となる、この日最大の43.4kg。
ライントラブルを避けるため離れた場所へジグを落とし込んだ川嶌さんにもヒット。
大潮なので、ミチイトに潮切れのいいPEラインの1.5号を選んだため、1時間半の一進一退の末、32.5kgを上げた。
「1.5号は無理がありますね。2号以上のほうが多少強引にいけるのでいいですね」と話してくれた。
深海の大型魚とのドラマ
一行は「新月の大潮の日」を狙って早くから釣行を計画。
見事28~43.4kg4尾。
投入~着底までは7~10分ほど。
単純に底から回収するだけでも15~20分。
それだけに喜びはひとしおだろう。
なんと、ドラマはこれだけで終わらない。
同船は休みを挟んだ20日にも、ジギングで32.5kgと37kgが上がった。
船長の話では「産卵のため集まっていたのでは」とのこと。
深海の大型魚との格闘はまさにディープな世界。
心身ともにタフでなければかなわない強敵だ。
チャレンジしてみては?
<週刊つりニュース関東版 編集部まとめ/TSURINEWS編>