放流2日目の「天竜川C&R区間」で苦戦 黒金カラーに48cmニジマス

放流2日目の「天竜川C&R区間」で苦戦 黒金カラーに48cmニジマス

1月11日早朝の遠州灘サーフは完全不発に終わり、翌12日はウェーダーの塩抜きを兼ねて静岡県浜松市の天竜川C&R区間に向かった。

静岡県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・永田幹夫)

アバター画像 TSURINEWS編集部

トラウト ルアー&フライ

追加放流2日目の天竜川C&R区間

釣行日は追加放流2日目。天竜川C&R区間の、ダム下エリア最上流の中島左岸駐車場で準備を整え、河原に下りたのは10時前。混み合うサーフと異なり、メインの深場以外のポイントはガラガラだった。ということで、深場から深瀬へと変わる辺りでウォブのタイトなMIU2.8gの派手カラーで様子を見る。

放流2日目の「天竜川C&R区間」で苦戦 黒金カラーに48cmニジマスタックル図(提供:週刊つりニュース中部版 APC・永田幹夫)

重めのスプーンでレンジを探る

放流2日目の「天竜川C&R区間」で苦戦 黒金カラーに48cmニジマスこのくらいの人出で遊べるのがいい(提供:週刊つりニュース中部版 APC・永田幹夫)

ところが、この日も時々谷を抜ける風は強く、PEラインが持ち上げられ、狙ったレンジをスプーンが泳いでくれない。そこでウエートを3.8g、はたまた渓流でよく使う5gを投入してみるものの、これといった好感触はなく1時間弱が過ぎてしまった。周りはというと、散発ながら深場方面でロッドが曲がっている。今回の追加放流の個体は、まだまだ散っていないのだろうか。そんな風に思いつつ、しかしこのパターンも毎度同じだと割り切り、あらゆるスプーンを使ってみた。

ルアーローテも無反応

まずは、以前に好釣果をもたらしたFactor1.8gシリーズ。軽量なので強風との関係から攻められるのも近距離に限られてしまうが、50mほど下りながらのダウンクロス、そして次はアップクロスに流し込んで反応なし。FixImpact2.5gの派手カラー群をクロスにロングキャストして攻めるも反応は出ないままだった。

となると、さすがにネタ切れである。「さてどうしよう」と、スプーンケースのなかを迷う視線の先にあったのは、まだ未登場のFixImpactの金黒(スモークゴールド)だ。

放流2日目の「天竜川C&R区間」で苦戦 黒金カラーに48cmニジマス底石と底石の間が狙い目(提供:週刊つりニュース中部版 APC・永田幹夫)

金黒スプーンで48cmニジマス

確かに1度もスナップにセットしていないスプーンだが、こうも反応がないとカラーうんぬんとは思えない。けれども、同じことを繰り返していても仕方がないので、半信半疑でクロスにキャストした。そしてそれがダウンクロスに流れ、岩と岩の間を通過しようとした時ヒットだ。最初はモゾッと弱いアタリだったが、アワセを入れるとグングン引いてなかなか寄らない。フックが伸びないように慎重にやり取りをし、久々ネットでキャッチしたのは48cmのニジマスであった。

ヒットの理由を考えてみると、本当にカラーの影響なのか単なる回遊に遭遇したのか、正直よく分からない。ただ、この後28cmに続き40cmと連続ヒットしたから、「回遊に当たったのかな」と思えている。

放流2日目の「天竜川C&R区間」で苦戦 黒金カラーに48cmニジマスネコが集まるので泳がせながら撮影(提供:週刊つりニュース中部版 APC・永田幹夫)

柔軟な発想が攻略のカギ

やはり、しばらくすると反応は再び低下。正午になって空いた深場のポイントで1バラシを追加して、この日の釣りを終えた。次回の釣行予定は、追加放流翌日の土曜日。状況は好調に転じるか、気難しさは変わらないか。いずれにしても、リップレスミノーやバイブレーションを持ち込んで、発想を柔軟にチャレンジしたいと思っている。

<週刊つりニュース中部版 APC・永田幹夫/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
天竜川 ルアー・フライ専用区
天竜川漁業協同組合
この記事は『週刊つりニュース中部版』2020年1月31日号に掲載された記事を再編集したものになります。