相模湾カワハギ釣りで船中トップ20尾 今後はサイズに期待【瀬戸丸】

相模湾カワハギ釣りで船中トップ20尾 今後はサイズに期待【瀬戸丸】

金曜日の仕事中に釣友の大下晶弘さんから「あした、剣崎のカワハギ釣りに行きますけど、一緒にどうですか?」と、SNSの通知。「もちろん行きます」と返信、翌日の11月2日(土)に、東京湾剣崎松輪の瀬戸丸から釣行した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・田中義博)

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船釣り エサ釣り

瀬戸丸でカワハギ釣行

港の駐車場で大下さんと加賀谷さんが合流。瀬戸丸右舷胴の間に3人で並んで座る。この日、カワハギ船の舵を握るのは鈴木昌士船長。

近況をたずねると「10月22日から再開しました。港周りから城ケ島方面にかけて、潮の流れや活性を見て攻め分けています。魚の活性はその日によっても違いますが、トップで30尾という日もあったし、きょうもたくさん来ていただけたので、釣ってもらえるよう頑張っていきます」と答えてくれた。

7時半、片舷13人ずつ、計26人を乗せて出船。まず向かったのは港を出て東側。吉野瀬にかかる水深25mでスタートのブザーが鳴る。

「全体的に平坦な場所ですが、潮に押されてくると左前から根に当たって、水深も20mくらいまでカケアガっていく感じになります。反応は底べったりに出ていて、浮いても50cmくらい。ゼロテンで攻めるのが効果的かもしれませんね」と、状況をていねいに説明してくれるアナウンスは、釣りの組み立てをしやすい。

宙&縦の釣りで15cmカワハギを手中

周りではキャストしている人もいたが、私は船下から。オモリで海底状況を確認し、変化のある場所に差しかかったところで、オモリを少しだけ浮かせた宙の釣りへ。魚が浮いていないという船長のアドバイスをもとに、30cm程度の幅を上下に誘い、縦の釣りでカワハギに付けエサをアピールしながら誘っていく。

するとさっそく、誘いの最中に”カチッ”というハリをかむアタリをキャッチ。すかさず小さなストロークでアワせると、竿がたたかれフッキング。無事に取り込んだのは15cmほどの本命。

ゼロテンでも本命手中

加賀谷さんも縦の釣りを得意とする名手。やや浮いた反応に照準を絞り、すぐにアタリをとらえて本命を抜き上げる。

相模湾カワハギ釣りで船中トップ20尾 今後はサイズに期待【瀬戸丸】宙の釣りでゲット(提供:週刊つりニュース関東版 APC・田中義博)

私の右隣に座を構えていたのは藤平さん。オモリ着底後、仕掛けを大きく揺らして誘い、船長の指示通りにゼロテンションの姿勢に。すると、竿先にでるアタリが徐々に増幅したところでアワセを入れてリーリング。本命を手に笑顔を見せてくれる。

相模湾カワハギ釣りで船中トップ20尾 今後はサイズに期待【瀬戸丸】ゼロテン釣法でキャッチ(提供:週刊つりニュース関東版 APC・田中義博)

それぞれのスタイルで本命をキャッチ

右舷大ドモの影山さんは仕掛け上部に中オモリを付け、仕掛けに動きを持たせる釣り方。動かして食い気を誘い、止めたときに出るアタリで本命を確実に引き出していた。

相模湾カワハギ釣りで船中トップ20尾 今後はサイズに期待【瀬戸丸】かわいい本命手中(提供:週刊つりニュース関東版 APC・田中義博)

さらに私の左隣。キャストして仕掛けをサビキながら組み立てていたのは大下さん。仕掛け上部に2枚の集寄を装着。下オモリを着底させたまま、集寄だけを大きく揺らし、その重さを竿先に受けながら、仕掛けにテンションをかけていく。この釣法で本命のアタリをハリ掛かりへと繋げていった。

乗船者それぞれのスタイルで本命を手にしており、まさにカワハギ釣りの奥深さを垣間見るシーンでもあった。

城ヶ島方面移動後も追釣り

船長は、その後も流し変えるたび、詳細な海底の状況や船の動きをアナウンスしてくれたことはもちろん、エサの取られかたやゲストの動き次第で、すぐにポイント移動。アグレッシブながら、ていねいな操船で、釣り人のモチベーションを高めてくれる。

相模湾カワハギ釣りで船中トップ20尾 今後はサイズに期待【瀬戸丸】良型を手に笑顔の筆者(提供:週刊つりニュース関東版 APC・田中義博)

11時すぎ、ポイントを城ケ島方面へと大きく移動。水深15~28mまでを攻め分け、船中ポツポツと本命が釣れ上がっていく。カワハギは広範囲にいるというよりも、同じようなエリアに固まっているようで、1人が釣れると周りでもポツポツと上がるような展開が続き、サイズも中型を中心に、タモ取りするような大型やコッパと呼ばれるような小型も姿を見せた。

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