トローリングでヒメマス狙う『ヒメトロ』 24cm頭に本命30尾【西湖】

トローリングでヒメマス狙う『ヒメトロ』 24cm頭に本命30尾【西湖】

10月下旬、山梨にある富士五湖の1つ、西湖へヒメマス釣りに出かけた。常に動いている釣りばかりしているので、たまにはゆっくりイトを垂れたくなる。そんなとき、同湖のヒメマス釣りがぴったり。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

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ボート釣り 淡水の釣り

西湖でヒメマス釣り

この日は、曇りのち晴れ。朝の気温8.5度、水温15度で水位は高め。濁りなしのコンディション。 まず、東岸のボート店から出舟し、いつものスタイルで魚探を確認しながら漁協前方面を目指す。

駒形沖に魚群があり、近くのブイにボートを係留して釣り開始。 仕掛けを下してアタリを待つと、ポツポツ反応はあるが、食いが浅いのかバラシばかりで一向に釣果が上がらない。最初の1時間は、7回アタッて釣果は1尾だけ。水面でブラックバスに襲われたことも一度あった。

トローリングでヒメマス狙う『ヒメトロ』 24cm頭に本命30尾【西湖】タックル図(提供:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

ヒメトロで狙う

そこで、湖央まで移動して様子を見る。しかし、状況は変わらない。やはり食いが浅いのか、仕掛けを上げてくる途中でバレてしまう。ハリのサイズを小さくしてみるが好転しない。

次の1時間はアタリ8回で4尾キャッチ。アタリがなければ諦めもつくが、アタリが多いだけに歯がゆい。 次に講じた策は、係留をほどきサビキ仕掛けの上にペラを3枚付けたヒメトロ。トローリングというよりは、風にまかせてボートを流し、ゆっくり仕掛けを動かし誘ってみる。

トローリングでヒメマス狙う『ヒメトロ』 24cm頭に本命30尾【西湖】釣り場の様子(提供:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

1時間でヒメマス7尾

竿は2本で、15~20分ボートを流し、再び風上に戻す繰り返し。25mイトを出し、少し仕掛けが浮いた状態なので、仕掛けの入るタナは水面下20~22mくらいだろう。すると、掛かりがよくなった。口が弱いので水面でのバレもあるが、1時間で7尾とまずまず。

この後も、同じ釣り方で狙っていく。風が強くなると仕掛けが浮き上がるので、そのときはオモリを重くして対応。定期的にボートを風上に移動させる手間はあるが、そのたび魚探を見て魚影を確認するので、ブイに係留した待ちの釣りと違い、定期的に群れを捉えることができる。

トローリングでヒメマス狙う『ヒメトロ』 24cm頭に本命30尾【西湖】18~20cmがアベレージだった(提供:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

当日の最終釣果と展望

型は18~20cmが多く、大きいものは24cm、15cm以下の小型も掛かる。釣果に波はあるが、ポツポツと釣果を積み重ね、15時半ごろ制限尾数の30尾に到達、納竿した。

食いが浅いのか、朝方はバラシが多くかなり苦労したが、結果的に制限尾数達成。バスの活性が高く、仕掛けを持っていかれることがあるので、仕掛けは多めに持参することをお勧めする。

ここ二年ほど釣況があまりよくなかった西湖のヒメマス釣りだが、今シーズンはまずまずのように思う。食いがよく午前中に制限尾数に達すれば、午後はワカサギ釣りに転向する人が少なくない。徐々に気温が下がり、朝方は1ケタ台の気温なので防寒は必須。それでも、晴れていれば日中は暖かい。11月いっぱいは、気持ちいい釣りができるのではないだろうか。

トローリングでヒメマス狙う『ヒメトロ』 24cm頭に本命30尾【西湖】ポイント図(提供:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

<週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也 /TSURINEWS編>

▼この釣り場について
西湖
場所:山梨県南都留郡富士河口湖町
この記事は『週刊つりニュース関東版』2019年11月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。