大雨で釣り場に悪影響が出ていないかと心配になり、大阪・南河内郡のフィッシングセンター竹の内を訪れてみた。尿素うどんではやや反応が遅く、ダンゴにかえるとアタリが頻繁に出るようになり、秋のヘラブナ釣りを満喫できた一日となった。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森宮清釣)
フィッシングセンター竹の内へ
つい先日まで、暑さを我慢しなければならなかった気がするが、猛烈な風や豪雨で大きな被害をもたらした秋の台風、被害に遭った方々を思うと、釣りを楽しむことが、何だか気が引ける、今日この頃である。
釣行回数の多いフィッシングセンター竹の内も、昨年辺り、山に降った稀に見る大雨で、水路や駐車場が大きくえぐられる事があった。今回の雨で釣り場や魚たちに悪い影響はなかったのかな・・・と心配して、10月末の正午頃に訪ねてみた。
平日ながら多くの人出が
この釣り場は、竹の内峠にあるが、一帯は何事もなかったようで、ホッとひと安心。釣り場をのぞくと、平日にしては、珍しく多くの釣り人が竿を出していた。釣りの用意もして行ったので、中桟橋の手前に相棒と陣取る。
当日の仕掛けは、竿が12尺、道糸1.2号、ハリス0.4号で長い方が35cm、ハリはプロスト4号で挑んだが、釣り始めの2時間ほどは、エサを尿素うどんにしてみた。本来は市販のワラビ餅の予定だったが、季節柄販売していなかった。
尿素うどんに反応なし
尿素うどんは柔らかめと芯のあるうどんを用意したが、よく釣れる場所を選んだにも関わらず、皆目アタリなし。まぶし粉にさなぎ粉を混ぜて、やっと1尾釣れたのが午後1時過ぎだった。
知り合いが道路下の桟橋で、ワラビうどんを使って40cm弱を釣り上げたらしいが、「食いは想像を下回る」と苦笑いしていた。水温低下が急だったみたいなので、水温が安定してくれば釣れ出すのではないかとの話。
ダンゴエサに変更
エサを一景のソフトグルテン50cc、荒粒ペレット5ccに変更して釣ると、即座に良型が掛かった。「ダンゴの方がいい」と相棒に言ったが、尿素うどんとバラケを組み合わせて釣っても、やや時間は掛かるが良型が掛かる。
両方のエサで10匹ほど釣り、残りのエサを相棒に使って貰って、私はベースグルテン45cc、荒麩バラケと彩雲を各15cc、底餌クロレラ60ccを使って納竿の3時半まで粘る事にした。
上層にヘラの大群
エサにバラケを混ぜているので、柔らかくよく練って打ち込むと、今までのエサで底にヘラブナが集まっているようで、アタリは頻繁。時にはダブルで釣れる事もあった。だが30分もしない内に上層にヘラブナの大群が浮いてきた。
こうなると厄介だ。上層でエサを食うから面白さが半滅。大群の見えない場所を探して打ち込むと、ゆっくりなじんでいくウキに、ツンと気持ちのいいアタリが・・・。
素材の追加で食い活発
30尾近く釣っただろうか、エサが少なくなったので、残りのエサにソフトグルテンを混ぜて釣る。このエサが一番いい感じで、アタり方もすごくいい。半分を相棒に渡して使い切ったのは、3時を少し回った頃だった。結局、この日の釣果は相棒が20尾強で、私は30尾強。
今後の展望
これからは水温が下がるにつれ、魚の動きは弱くなるので、面白く釣るには柔らかい竿、1号くらいの道糸、0.4号のハリスを使って、ヒヤヒヤ、ハラハラの体験釣りはいかがだろうか?
うどんはワラビうどんがオススメで、まぶし粉は新しいものに限る。釣り場でペレットを販売していて、現地で挽く事ができるのでそれを利用するのがいいだろう。
<森宮清釣/TSURINEWS・WEBライター>