「朝一番からアタリが出ますからね。みなさん、準備はできましたか。それでは競技スタート」とマイクで叫ぶのは、じゃのひれ釣友会の世話役である岩崎義伸さんだ。
ウキ釣り、ミャク釣りはお好みで
10月29日、兵庫・淡路島阿万の海上釣り堀・淡路じゃのひれフィッシングパークで、じゃのひれ釣友会主催の「じゃのひれフィッシングパーク2017海上釣り堀大会」が開かれて67人が参加。
同・釣友会のメンバーをはじめ一般からも多数参加。
親子、夫婦、カップルなど大賑わいな中で、降雨をものともせずに、午前7時30分から競技が始まった。
ターゲットはマダイはもちろん、青物はブリ、メジロ、ハマチサイズにカンパチ、シマアジなど。
魚種に応じてポイント制で順位を決めていく。
大会に合わせて一部を前日に放流しており、ひと版落ち着いた高級魚たちは、お腹をすかせて食い気が立っている。
ウキ釣り、ミャク釣りは各自のお好み。
練りエサのダンゴをはじめ魚の切り身など、数種類ずつ持ちこんでいる。
「鳥のササミの黄色漬けに反応がいい」と、早々にシマアジをゲットしている。
各イカダでサオが曲がり、マダイが次々に顔見世。
朝が勝負と、マダイからハリを外すとエサを刺して投入。
エサがなじむ間に魚をスカリに入れる手返しのよさを見せてくれる。
青物、マダイ、シマアジ……と、どんどん魚を放流!
マダイが落ち着いてくるとカツオの切り身でメジロがヒット。
「青物ヒット」とコールすると、周りの人は仕掛けを上げてオマツリを避ける。
ひとしきりサオが曲がったところで時間をおいて「青物放流します」だったり「マダイ、シマアジを放流します」のアナウンスで、どんどん魚が放たれる。
通常の5時間コースでは7時にマダイ、シマアジ、9時にメジロ、カンパチの青物、そして10時にマダイが放流される。
大会では7時の放流分が前日に行われた格好だ。
そして夏季から放流されていたヨコワ(メジマグロ)を大会用に残して放流。
参加者の目の色がかわった。
降雨で曇り空。
波気のあるのがいいのか、放流直後のマダイや青物の食いが、長続きしているように感じる。
大会は無事に終了。
隣接するレストランで昼食をとり、表彰式が行われた。
全員に賞品が贈られ、ジャンケン大会ではお米に、高級牛肉、そしてテレビや自転車が当たり、大いに盛り上がった。
<週刊つりニュース関西版 編集部/TSURINEWS編>