蒸し暑くても、好きな釣りだからやめる訳にいかないと、家族に言って出かける夏。熱中症に気を付けてと諭されながら8月11日、奈良県の平群町にある竜田川釣り池へ釣行した。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森宮清釣)
竜田川釣り池の概要
竜田川釣り池は近鉄・竜田川駅から東へ徒歩10分くらいだろうか、鳥士塚古墳の西側に接する大きな野池で、水鳥やセグロセキレイ、時には美しいカワセミまでもがやって来て、釣り人の心を癒してくれる。
生息するヘラブナは尺前後と比較的小型が多いが、カッツケ釣り以外すべての釣り方が体験できる上に、ヘラブナは超元気で引きが強い。釣りの醍醐味が十分堪能できるのがうれしい。
段底&セット釣りで挑戦
今回も喜多氏と一緒。午前7時に現地で待ち合わせて、中桟橋の東側に陣どった。サオは11尺、ミチイト1号、ハリス0.3号50cmで段差は40cmの段底&セット釣り仕掛けにした。
釣り方は朝方は底と底周辺に的を絞り、昼前からは宙釣りの予定。エサはバラケに一景の彩雲4+荒麩バラケ4を別々に作って、よく水がなじんだら荒く合わせるように作る。
午前のクワセは底餌クロレラ4+ソフトグルテン1を使って、宙釣りは宙釣りダンゴ3+セットダンゴ2+粘りのダンゴ3にした。
エサの使い分けが奏功
釣り始めて15分くらいから、ジャミが「待ってました」とばかりにウキを踊らすが、今までよりも大人しい感じ。意識的にエサを切って、気持ち底にエサをまく動作を繰り返す。
バラケに彩雲を使ったのは、軽いので上層にジャミを集めることができるから。そして、底周辺に荒麩バラケでヘラブナを集める作戦である。これが功を奏したらしく、かわいいヘラブナが待ちに待ったシグナルを送ってくれて、サオを曲げてくれた。
底付近には良型が
底には良型も多い感じで、30cm前後が何匹か顔を見せてくれて、暑さもどこへやらで早くも2ケタの釣果。南桟橋ではグループで来ている人たちがおり、よく釣れているのか楽しそう。
横のコイ釣りエリアでは朝方、釣りは初めてと言うお父さんと僕が来ていた。もつれた仕掛けを直してあげて、良型が掛かるのを待っていたら、小型を数匹釣った後に、大型を釣り上げて大喜びだった。