魚と相性抜群の『大葉』を栽培しよう 「雑草並みの繁殖力」は嘘?

魚と相性抜群の『大葉』を栽培しよう 「雑草並みの繁殖力」は嘘?

「魚と相性抜群の大葉が好きな時に好きなだけ収穫出来たら…」との思いで種をまいた大葉(青ジソ)、「雑草並みの繁殖力」を信じて超適当に栽培を始めたのだが、これがなかなか難しい!一難去ってまた一難、悪戦苦闘の経過報告です。

初回『魚と相性抜群の『大葉』を栽培しよう 4パターンの環境で検証開始』から読む

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)

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発芽するまではせっせと水やり

タネをまいたら後は放置!をモットーに始めた大葉栽培。手抜きできそうなポットを自作し、種をまいたのは5月11日。それから一週間後につりニュース大阪本社のプランターにも種をまいた。

基本は放置の心づもりだが、とりあえず発芽するまでは油断できないと、通常のプランターと花壇、オフィスのプランターには水をやる。

魚と相性抜群の『大葉』を栽培しよう 「雑草並みの繁殖力」は嘘?水やり不要の自作プランター(撮影:中西)

発芽不良の原因は「植える深さ」

ここでいきなりトラブル発生。

水やり不要の自作プランターに使用したロープが水をはじき、全く水を吸い上げる気配がないのだ。作り直すのは手間なので、とりあえずこれにも水をやることにし、ロープの撥水効果が切れるのを促すことにした。

そうこうしているうちにオフィスのプランターの大葉が芽吹いた。完全に不毛の地だと思っていたプランターに小さな緑、ちょっと感動する。

魚と相性抜群の『大葉』を栽培しよう 「雑草並みの繁殖力」は嘘?オフィスのプランターに緑が!(撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)

一方、自宅のプランターと花壇は一向に発芽しない。どう考えても一週間も後にまいた種が先に発芽するのはおかしいと、タネをまいた時のことを思い返してみた。で、オフィスのプランターに比べタネを深くまきすぎたことに思い至った。

ようやく全て発芽も・・

ロープの撥水効果が切れ、水を自動で吸い上げるようになった自作プランターと普通のプランターは水のやりすぎで種が腐ってしまった可能性もあるため、新しい種をまきなおし、花壇の種はまだいけるだろうと、まいた辺りの土を取り除いて、様子を見ることにした。

そして一週間、ようやくすべての場所で種が発芽した。

「ようやく手のかかるところは脱した。後は収穫を待つのみ」なんて気楽に考えていたら、またまたトラブル。連休で会社を休んでいる間に、オフィスの芽が次々と枯れてしまったのだ。

根腐れで次々と枯れていく・・・

続いて自宅のプランターの芽も次々と枯れていってしまった。こちらは十分水を与えているにもかかわらずである。原因は、おそらくその水。そして日光不足による「根腐れ」だろう。

オフィスのプランターは、ほかの社員の手も借りて2日以上水やりをさぼらないように心がける。家のプランターは定期的に日光浴をさせるようにして対応した。

魚と相性抜群の『大葉』を栽培しよう 「雑草並みの繁殖力」は嘘?唯一成長を続ける大葉(撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)

が、オフィスのプランターは6月半ばに全滅。おそらくこれは栄養不足。様子がおかしいと思い肥料を入れたが、間に合わなかった。そして、自宅のプランターもわずか一株を残して全滅…。

唯一元気に成長していた花壇の芽は、成長するにしたがって形がかわり、全く別の植物だったと判明する。

再度仕切り直し

すでに梅雨入り間近、種まきの時期としては遅すぎるようだが、改めて花壇に種をまき、仕切りなおすことにする。そして、何とか残った水やり不要の自作プランターの一株を、収穫できるまで育てたいと考えている。

魚と相性抜群の『大葉』を栽培しよう 「雑草並みの繁殖力」は嘘?ようやく芽が出た花壇(撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)

「放置でも育つ」なんて聞いていたが、どうやらそうでもなさそうだ。

特に、種まきの深さや水やりの頻度、太陽光に当てる時間などは重要!ただ、これらのことは事前に調べればすぐにわかること。何事も面倒がらずに調べることが、物事をうまく運ぶ第一歩だと痛感した。

<中西/TSURINEWS・関西編集部>