今季、好調のアオリイカ。9月に入り釣具店の釣果情報や、新聞を見ても賑わいをみせている。これは乗り遅れてはいけないと、早速、9月21日に釣友の土橋君と藤山君を誘い、長崎市高島町にある高島飛島磯釣り公園へ釣行した。
水面の濁りを考慮してエギのカラーを選ぶ
以前は炭鉱の島として栄えた高島だが、昭和61年に閉山。
過疎化する島を、「石炭を魚に変えて町おこし」をキャッチフレーズに海水浴場やこの磯釣り公園を設けたのだ。
ここは、その名の通り磯の魚が釣れて魚種はとても豊富。
ベテランアングラーも多く訪れるほどである。
当日は、平日ということもあり釣り人は少なめ。
人的プレッシャーが低いのはいいが、4日前に接近した台風18号の影響で多少濁りがあるのが気になるところ。
ファーストポイントは、高島管理事務所と飛島を結ぶアーチの橋の飛島側水深5m前後のエリア。
サイズを選ばず、食い気のあるアオリイカを手っ取り早くとっていくのが狙い。
情報通り、このエリアの足元にはたくさんの墨が付着している。
今回、使用するタックルは8.6ftのエギングロッドにPEライン0.6号+10lbsのリーダーをセット。
これに『EZ-Q ダートマスター/DUEL』3.0号、カラーは濁りが気になるのでLGOG(夜光ゴールドオレンジ)からスタート。
シャローから水深を替え広範囲を探る
まずは、シャロー側からチェック開始。
キャスト後にベールを戻し、ラインを張りながらテンションフォール。
ボトムに着く前にテンポよく軽いシャクリを入れ、またテンションフォールさせる。
これを足元まで繰り返す。
すると、早速コロッケサイズのイカが3尾ほどエギを追ってきた。
活性は良さそうだが、リリースサイズのため深追いはせずサイズアップを狙う。
エギのサイズやカラー、水深を替えながら広範囲をチェック。
しかし、先ほどと同サイズのチェイスばかり。
このエリアでは、このサイズがMAXだと判断し、実績の高い飛島の北西地磯エリアへ移動。
雨が降り出すも続々ヒット!
先行者もおらず、午前8時には到着。
満潮が8時29分なので下げ潮が動くタイミングを狙うことにする。
ここでのポイントは、島の岬の張り出しの先に、大きな根がいくつも点在するエリア。
そこへまずは土橋君、藤山君が入りキャスト開始。
ベイトの回遊も多く目にすることができるので、私は先ほどの状況からスレたイカに強いカラーのKVE(ケイムラエビ)をセットし、東側からチェック。
すると、すぐに答えは出た。
私のエギにヒットだ。
ここであいにく雨が降りだすも、本命ポイントに入れたとあってみんなお構いなし。
8時22分には、『EG-Q CAST ランガン/DUEL』3.5号のLGOG(夜光ゴールドオレンジ)を使用していた土橋君に300gのアオリイカがヒット。
エギを回収してきたとき、追って来たイカに食わせたとのこと。
引き続き、釣れた場所の根回りをもう1度丁寧にチェックするともう1尾追加。
藤山君は、なかなか追って来るイカを乗せられず大苦戦。
釣台の根元にヒットの光が……
やがてプレッシャーもかかりイカが追って来なくなったので、私と東側の釣り台の根元へ移動。
ここは良型イワシの群れも入ってきて、とても生命感があふれている。
「いいかもねー」と私が行った瞬間、足元にいた300gのアオリイカが藤山君にヒットした。
スタート時はみんな苦戦したものの、お昼の帰港の時間には前情報通りの好釣果を得た。
最後には、みんなで記念写真を撮って納竿とした。
ここ高島では、年内いっぱいはエギングが楽しめるので、ぜひとも1度、挑戦されてみてはいかがだろうか。
<大村市・勝手秀武/TSURINEWS編>