魚にまつわる慣用句4選 釣り人は『水を得た魚』の如く使ってる?

魚にまつわる慣用句4選 釣り人は『水を得た魚』の如く使ってる?

魚にまつわることわざはいくつかありますが、その意味を知らないことも多いのではないでしょうか。今回は日常会話でも使える魚にまつわることわざを4つ厳選してご紹介いたします。水を得た魚のように?明日から使ってみてください。

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1.アラを探す

他人の欠点や小さなミスを見つけ出してケチをつけるというような意味。

魚を裁いていくと、最終的には頭と骨だけが残ります。この残った食べられない部分のことを『アラ』と呼びます。

そしてアラの間についているわずかな身をほじくって食べることが転じて今の意味になったと言われています。

明日から使える例文~嫌味な先輩編~

先輩「おーいA君、またここ間違えてるよ。ちゃんとチェックしたの?」

後輩「すみません。確認したつもりだったんですけど…」

先輩「ほんと気をつけてほしいなー。俺の手間が増えるんだからさー。ほんと勘弁してほしいよ」スタスタ…

自分「ドンマイ!あの先輩は人の“アラ探し”が好きな人だからそんなに気にすることないよ。」

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2.漁夫の利(漁夫之利)

両者が互いに争っている間に、第三者が苦労せずに、その利益を横取りしてしまうという意味の四字熟語。

シギという鳥が、ハマグリの肉を食べようとして貝にくちばしを入れると、はさまれてしまい、両者が言い争っている間に、漁師が来て両方とも捕らえてしまった、という話が由来です。

明日から使える例文〜兄弟ゲンカ編〜

兄「最後のチョコいただき~」

弟「兄ちゃん僕より3つも多く食べただろ!ずるいぞ!」

兄「お前が食べるの遅いから悪いんだろうが!」

自分「二人とも食べないなら“漁夫の利”でいただき~す」

兄と弟「おーーーーい!!!!」

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3.鯛も一人はうまからず

どんなに美味しいものでも、一人だけで寂しく食べると美味しくない。料理は家族や仲間などといっしょに食べてこそおいしいものだという意味。

鯛は魚の中で最高の美味とされていますが、それでも一人で食べたのでは美味しくない。という感想が由来のようです。

明日から使える例文〜一人飯編〜

自分「はぁ~疲れてるからって飲み会断らずに行けばよかったかな~」

ピローン(携帯が鳴り、画面には飲み会の写真が)

自分「家で好きな御飯作ってのんびりするのもいいけど、”鯛も一人ではうまからず”だな~。次回は必ず行こっと!」

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4.水を得た魚(うお)

自分に適した環境や、自分の得意分野の場面になった際に、生き生きとしている様子。または、よく活躍しているさま。などを形容した言葉。

自分に合った環境や、自分の得意な分野などになったときに、生き生きとしてよく活躍している様子のことを表現したのが由来のようです。

明日から使える例文~人事異動編~

友人「いやー部署が変わって、最近仕事が楽しいんだよねー」

自分「聞いたよー!すごい活躍しているらしいね!」

友人「自分にあった仕事だと作業も捗るんだよね」

自分「まさに“水を得た魚”のようだね!君を見習って僕も頑張るよ!」

魚にまつわる慣用句4選 釣り人は『水を得た魚』の如く使ってる?出典:Pixabay

ぜひ明日から使ってみてほしい!

いかがだったでしょうか。

知っている言葉だけれど、あまり使ったことがないであろう【魚にまつわることわざ】を4つ紹介いたしました。

具体的な使い方もわかれば、あとは実践するのみですね!

ぜひ水を得た魚のように明日から使ってみてください!

<近藤/TSURINEWS・サカナ研究所>