10日間のゴールデンウィーク全てが晴れとは限らないですよね。雨でももちろん釣りに行く、という愛すべき猛者たちもいるとは思いますが、やはり雨だと泣く泣く釣り中止にする方のほうが多いのでは?そんな人に向けて、雨の日の釣り人ならではの楽しみ方を提案します。
雨でも釣りを感じていたい
釣行予定が雨で中止に。釣り人ならば当然ガックリきますよね。
釣具屋に行って様々な商品を眺めたり、釣具のメンテをして気を紛らわす人も多いでしょう。でも、それだと釣りをしない家族や仲間とは時間を共有しにくいもの。
今年のゴールデンウィークはせっかくの超大型連休なので、どうせならばみんなで楽しめて、さらに釣りも感じることが出来る過ごし方を紹介します。
手間ひまかけた釣果グルメ
それが、手間ひまかけた釣果グルメを楽しむことです。「ひと手間かける」というのがポイント。
釣った当日には楽しめない凝った釣果グルメなら、雨で中止になった釣行の癒しにもきっとなるはずです。今回は、熟成・干物・西京漬け・ヒレ酒のレシピを紹介します。
アジの干物
船釣り初心者編の代表といえばアジ釣りですよね。当日の鮮度抜群の刺身はもちろん美味しいですが、沢山釣れるのもアジ釣りの特徴。全てを当日消費することは難しいもの。
そこでオススメが干物です。簡単な上に保存も効いて、さらに美味しいと三拍子揃った名選手です。
手順
1、皮を残してアジを腹開きにする
内蔵とエラは取りましょう。開いた後に、残った血などは綺麗に洗います。
2、濃度10〜15%の塩水に漬ける
30〜60分程度漬け込みます。塩分濃度が薄かったり、時間が長すぎるとしょっぱくなるので要注意。
3、軽く水洗いをして水分を拭き取り干す
干す時間は5〜8時間程度ですが、天候や干す場所によって変えましょう。目安は、触ってみて若干しっとり感が残っている状態です。
4、グリルで焼く
後は焼くだけですが、焼き過ぎには注意!水分が飛んでいるため、火が入りやすいことを覚えておきましょう。
熟成ヒラメの刺身
流行りの「熟成」をここで紹介。好みは様々ですが、釣り上げた当日よりも断然美味しいという声が多々あるのも事実です。
手順
1、捌かず鱗と内蔵とエラをとる
三枚におろして熟成させる方法もありますが、空気に触れる面積が大きくなると、その分雑菌が付くリスクも高まります。鱗と内蔵とエラだけとったら、血合いを綺麗に洗って、水分を拭き取りましょう。
2、キッチンペーパーとラップで包む
魚の腹にキッチンペーパーを詰め、さらに全体もキッチンペーパーペーパーで包みます。その上からサランラップを隙間なく被せます。
3、冷蔵庫で2〜5日寝かせる
もしあれば、チルド室に入れましょう。また、始めの数日は魚からドリップが出るので、1日おきに全てのキッチンペーパーを交換して下さい。後はお好みの期間寝かすだけですが、腐ってしまっては元も子もありません。一般家庭の冷蔵庫であれば、5日以内に食べ切ることをオススメします。
アカイサキの西京漬け
実は編集部イチオシがこちら。今回は白身魚を使いましたが、幅広い魚種に使える調理法です。もちろん冷凍保存も可能です。「自家製の西京漬け」ちょっと大人な響きで素敵です。
手順
1、アカイサキを三枚におろす
鱗をとって三枚におろします。漬け込む容器が小さい場合は、入る大きさにカットしましょう。切り身になったら両面に軽く塩を振って30分程度置いておきます。
2、合わせ味噌を作る
〈材料〉
白味噌 200g
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
砂糖 小さじ2
以上を、全て混ぜ合わせます。
3、漬け込む
タッパーの底に合わせ味噌を塗ります。その上に水気をしっかり拭き取った切り身を並べ、上からも味噌を塗ります。複数の切り身を重ねて漬けたい場合は、魚と魚の間にもしっかり味噌を塗りましょう。漬ける期間は2〜3日がオススメ。長く漬けたからといって、味が比例して濃くなるというわけでは無いようです。味噌の上に水分が浮き出てきたら、キッチンペーパーで吸いましょう。
4、焼く
切り身を取り出し、周りに付いている味噌をキッチンペーパーで綺麗に拭き取ります。この時の味噌は味噌床に戻しても大丈夫です。焦げ付きに注意して、グリルの中火で焼けば完成。表面に焦げ目が出来たら、アルミホイルを軽く被せて加熱すると、表面は焦げずに中まで火を通しやすくなります。