関東に数多くあるヘラブナ釣り堀。釣り場面積や水深、釣れるヘラの数・型など釣り場選びの基準は人それぞれ。そこで、釣りはもちろんのこと、それ以外の魅力もある釣り堀を5カ所ピックアップ。仲間同士、またはファミリーで出かけて、釣りプラスアルファを楽しもう。
釣り堀で音楽フェス
千葉県市原市にある浜野へら鮒センターは、収容人数140人の中規模釣り場。普段は静かな環境の中でヘラウキを眺めて、というのんびりとした風景だが、6月30日(日)はライブハウスと化す。
これはHAMNOROCKFESTIVAL2019(ハマフェス)が行われるため。昨年の9月に初めて行われ、今年で2回目。これはヘラ釣りとロックフェスが融合したイベント。各ステージでの演奏をはじめショップの出店も。もちろんヘラ釣りも可能。この日ばかりは魚もノリノリで入れパクになるかも。開始は10時からで料金は¥3500(再入場可)。
巨大魚に会える谷養魚場
千葉県成田市にある谷養魚場へら池は、庭園風にきれいに整備された釣り場。北池と南池があり、200人以上の収容が可能。ヘラ池以外にコイやキンギョ釣り堀があるので、子ども連れでもいろいろな楽しみ方ができる。養魚場内にはさまざまなキンギョ、ニシキゴイ、タナゴなどを飼育・販売しており、カラフル魚体は見ていて飽きない。
また巨大なアオウオは見る価値十分。その迫力ボディーは思わず見入ってしまう。またパットゴルフなど、つり以外の施設もあり。
モンスターが狙える
ヘラは一般的に30cmを超えれば良型と言われる。重量でいえば500gくらい。埼玉県羽生市にあるつり処椎の木湖は、長年にわたって大型ベラの放流に力を注いでいる。
その成果が実り、1kgクラスの大型が当たり前のように釣れ、2kgを超えるモンスター級が顔を出すことも。しかも各釣り座には自動検量機が設置されているので、釣ったその場でヘラの重量を計ることができる。
帰る際に事務所で自分の釣り座番号を言えば、その日の総釣果をプリントアウトしてくれる。最深部5m以上の深場から巨ベラとの豪快なやりとりを一度味わったら、病みつきになるかも。
定食メニューが充実
埼玉県川口市にある八光園は小ぢんまりとした昔ながらの釣り堀で、昭和の懐かしさを感じることができる。小さな池のため短竿がメインになるので、初心者にも十分楽しめる。
池の水は地下水を利用しているため、比較的水温の変動が少ない。そのため四季をとおして、安定した釣果が望める。同池は併設している食堂・八光亭が美味と評判。中華料理をメインに定食メニューなども豊富。しかもボリューム満点。帰る前にゆっくり食事をとって釣りの反省会を?
八光園
好立地&好環境
神奈川県横浜市にある熊の池は収容人数が100人足らずの小ぢんまりした釣り場。タナ規定がないので、浅ダナから底釣りまで好みの釣り方で楽しめる。この釣り場の魅力は、何といっても好環境のなかで竿が振れること。
横浜市というと都会のイメージをしてしまうが、熊の池は寺家ふるさと村内にあるので昔懐かしいい風景が広がる。釣りを早めに終えて、のどかな田園風景や緑豊かなふるさとの森を散策してみるといいだろう。ノスタルジックな気分に浸れるかも。
<湯浅/TSURINEWS・関東編集部>