東京湾で最もメジャーな船釣り『LTアジ』入門 【予約方法・服装・タックル・釣り方を解説】

東京湾で最もメジャーな船釣り『LTアジ』入門 【予約方法・服装・タックル・釣り方を解説】

比較的釣り物の少ないこの時期、誰にでも手軽に楽しめる東京湾のLTアジをターゲットにされてはいかがだろうか。東京湾内のアジは、小気味よい魚信に上品な脂が乗った食味。釣ってよし、食べてよしの釣り物だ。

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船釣り エサ釣り

東京湾でLTアジ釣行

まずは、船宿を決めて電話予約をすることから始まる。

電話予約の内容

釣り物と釣行日、人数、集合時間、車で行く場合は駐車場の場所、またレンタル(ライフジャケットやタックルなど)を希望するものがあればその確認をする。

釣り座については船宿によって異なる。予約時に決めるところのほか、店先や乗船場所に釣り座ボードがあり、ここから番号札を取るところもある。

服装

早春とはいえ、この時期の船上はかなり寒くなる日もあるので、防寒対策は万全にして出かけよう。長靴、手袋なども必携。

船宿に到着したら

乗船者名簿に記入し、乗船料などを支払い、氷、エサ、依頼しておいたレンタルグッズを受け取り船へ移動する。船には勝手に乗り込まず、必ず船長やスタッフの指示に従って乗り込み、所定の位置に座る。

乗船時の注意事項

出船前に船長から諸注意事項の説明があるので、それをよく聞いて従う。船が動き出したら、釣り座からできるだけ動かない。やむを得ず移動する時は、必ず手すりなどを掴んで移動する。

また、ゴミの海上投棄はご法度。所定のゴミ容器に入れるか持ち帰る。船によってはタバコの喫煙場所が決められているので、それに従い、ほかの場所では吸わないこと。

釣り場に到着したらいよいよ実釣スタートとなるが、次にタックルや釣り方を説明するから参考にしていただければ幸いである。

LTアジのタックル

東京湾LTアジのタックルを紹介する。

東京湾で最もメジャーな船釣り『LTアジ』入門 【予約方法・服装・タックル・釣り方を解説】LTアジタックル(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

竿

7:3ないし6:4調子でオモリ負荷20~60号、長さ1.5~1.9m。終始コマセを振るので、軽量なものがいい。

専用竿かライトタックル用ゲームロッドが扱いやすい。

また少し硬めのシロギス用でも対応可能。手持ちがなければ、レンタル用具を完備している船宿も多いので、それを使うのもいい。

リール

比較的水深が浅いので、小型両軸で対応可能。これにミチイトPEライン1.5~2号を100m以上巻いておく。ミチイトは1、5、10mごとにマークのあるものを選ぶように。

天ビン・ビシ

天ビンは腕長20~30cm細軸のLT専用のものがいい。ビシは30~40号(船中統一)。船宿によって使用する号数、網目が違う場合があるので確認を。

分からなければ船宿のレンタル利用がお勧め。コマセはイワシのミンチを使うのが一般的だが、まれにアミコマセの場合もある。

その際は使用するビシも異なるので、事前確認をしておきたい。

仕掛け

ミキイト、枝スとも1.5号前後のフロロカーボンラインで2~3本バリで全長2mほど。ハリは細軸ムツの金、赤の10号、天ビンと仕掛けの間に用いるクッションゴムはなくてもいいが、使用するなら1.2mm径、長さ20cmがいい。

つけエサ

一般的には、赤短と呼ばれるイカを食紅で染めた米粒大にカットしたものが用意されている。そのほか、濁り潮時に抜群に効果を発揮する青イソメを推奨する船宿もある。

これをつけエサにとしている船宿、別売りでおいている船宿もあるから事前に確認しておくといい。

つけエサのつけ方

エサのつけ方は、前者はハリのフトコロに付け、後者は通し刺しにしてハリ先を出し、1cmのタラシをとる。

ほかの必携アイテム

船の移動時などに竿を固定しておくための竿休めやロッドホルダー、それにハサミ、ペンチも必携。また、ハリ外しや手拭きタオルなども持参したい。

東京湾で最もメジャーな船釣り『LTアジ』入門 【予約方法・服装・タックル・釣り方を解説】手軽に楽しめるLTアジ(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

アジの釣り方

仕掛けの投入、そしてコマセワークを解説する。

仕掛け投入

コマセをビシに八分目ほどにゆったりと詰め、合図が出たらまず仕掛けを流し入れ、ビシがかさならないよう注意しながら、竿の弾力を活かし、ビシを前方へと軽く振り込む。

東京湾で最もメジャーな船釣り『LTアジ』入門 【予約方法・服装・タックル・釣り方を解説】コマセの詰め方(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

コマセワーク

ビシが着底したらイトフケをとり、その後底ダチを再確認。指示ダナ(魚が群れている層)が底上2mの場合なら、ミチイトのマークを確認しながら1m巻き上げ、そこで竿先を小さく鋭くキュッキュッと2回シャクってコマセを出し、竿先を海面に戻しながらさらに1m巻き、タナを合わせたところでもう一度キュッとシャクって竿先を静止させてアタリを待つ。

10~20秒待ってアタリがなければ、もう一度ビシを底まで落とし、下から同様にシャクリ上げて誘う。2往復してアタリがなかったら、ビシを回収してコマセを詰める。

この動作の繰り返しだが、実釣開始早々は魚群を船下に引き寄せるため、休めることなくコマセを振ることが大切。

東京湾で最もメジャーな船釣り『LTアジ』入門 【予約方法・服装・タックル・釣り方を解説】コマセワーク例(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

アタリと取り込み

アタリは明確で、竿先を小気味よくリズミカルに叩くので、竿先を注視していれば容易にわかる。それを察知したら、スッと聞き上げる程度に軽くアワセを入れる。

魚が乗ったら、1mほどリールをゆっくり巻いて追い食いを誘う。あとはテンションを保ち、一定の速さでスムーズに巻き上げる。

ビシが見えたら巻く手を止め、竿を立てながら引き寄せ、イトを掴んで竿を横に置き、ビシをコマセオケに入れて仕掛けをたぐり、魚に近いところを掴んで一気に船中へと抜き上げる。

取り込んだ魚は海水が注ぐオケに入れ、頃合いを見て氷と海水が入ったクーラーへ移すといい。

東京湾で最もメジャーな船釣り『LTアジ』入門 【予約方法・服装・タックル・釣り方を解説】追い食いを誘って一荷も(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

沖上がり

沖上がりの合図が出たら。手早く周囲を片付け、コマセ、つけエサで汚れた箇所はきれいに水洗いして終了する。帰港し、船着き場に入り、合図が出るまで動かず、釣り座に座っているように。

東京湾で最もメジャーな船釣り『LTアジ』入門 【予約方法・服装・タックル・釣り方を解説】アフターフィッシングも楽しみ(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

アフターフィッシング

持ち帰った魚はウロコを落とし、三枚に下ろして刺し身、タタキ、ナメロウにすると格別に美味しい。またフライ、天ぷら、南蛮漬けなども絶品。

余ったら開いて薄塩水に1時間ほど浸してから天日干しにすると、これまた格別に美味しいから、ぜひご賞味いただきたい。

<週刊つりニュース関東版APC・大村隆/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2026年3月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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