2026年の伊豆エリアは、近年と比べても珍しい低水温傾向が続いています。水温14〜15度台と上昇が遅れていることで、筒系イカの姿が目立つ一方、春の大型アオリイカの動きにも変化が出ている可能性があります。今回は現在の海況をもとに、伊豆エリアの春アオリイカ「X DAY」を考察してみます。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・野中功二)
低水温が続く伊豆エリア
2025年が明け、2026年の伊豆の海況は昨年とは大きく異なっています。昨年は水温がなかなか落ちない状態でしたが、今年は14〜15度台と水温がなかなか上がらない状況です。その影響もあってか、筒系のイカは昨年と比べて好調に見えます。今後の展開はどのようになるのか、考察してみたいと思います。
水温の上昇とともに春の大型アオリイカへと移行していきますが、今年は14〜15度台からなかなか上がらない状況が続いています。まさに数年ぶりとも言えるこのパターンの一つになっています。
沖に面した水深のある堤防(提供:TSURINEWSライター・野中功二)低水温は近年では珍しい
最近の海況ですが、伊豆の季節風といわれる北東風の影響で東面は荒れることが多く、西へ向かえば風裏になると思いきや、石廊崎を境に西風の風裏がない状況なども見られます。
水温は水深10m付近で14度と、なかなかの近年まれな低水温となっています。近年は水温が高い状態が目立っていましたが、今年は黒潮の蛇行もおさまったためか、低水温が目につきます。
過去にはこの時期に13度台になるなど水温の変化がありましたが、昨今はそのような変化が少なく、高水温による磯枯れの原因とも言われる状況が続いていました。そうした中での今回の海況は、非常に興味深いものだと感じています。
春アオリイカの産卵タイミングは?
さて、今年の伊豆ドリーム「春烏賊X DAY」ですが、過去のデータでは水温が安定し16度台になると産卵を意識すると言われており、4〜5月付近と予想されてきました。しかし昨年までは高水温が続き、予想よりはるかに早い産卵行動が見られていました。
今年はこの低水温の影響により、例年より遅くなるのではないかとも考えられます。ただしアオリイカの寿命サイクルからすると、昨年と同様にすでに産卵タイミングに入る個体が存在していても不思議ではありません。そのため、産卵個体がすでに動き始めている可能性もあると予想しています。
同著40cmを超える大きさ(提供:TSURINEWSライター・野中功二)今年注目ポイントは「磯の回遊」
今年注目しておきたいポイントは、ズバリ「磯の回遊」です。現在は藻場が少なくなっているため、潮通しの良い磯が有望だと考えています。
潮通しが良い岬の先端の磯(提供:TSURINEWSライター・野中功二)本来であれば湾奥の藻場も視野に入れたいところですが、低水温の影響でアオリイカは湾口付近で留まるのではないかと予想しています。湾内についても、藻の生育がまだ本調子ではないため、留まる場所が少ない状況です。そのため、烏賊の通り道となるポイントを見つけて待ち伏せする釣りが有効ではないかと考えています。
すでに今年は2kgオーバーの個体も確認されていることから、X DAYは決して遅くないと推測できます。まとまった釣果というよりも、コンスタントに大型が釣れる展開になるのではないでしょうか。その中にはビッグワンが混じる可能性も十分あります。
大型春アオリのランディング装備
ランディングツールについては、ギャフだけでなくネットも視野に入れておきたいところです。
ギャフでの取り込み(提供:TSURINEWSライター・野中功二)大型になると沖で浮くというより、足元まで水面下にいる場合もあり、そうした状況ではネットの方が対応しやすいこともあります。
ネット使用(提供:TSURINEWSライター・野中功二)
筆者のネット(提供:TSURINEWSライター・野中功二)筆者の伊豆エギングタックル
筆者のタックルは、伊豆の地磯などの立地を考えるとロングロッド一択になります。
・XESTA アサルトジェット TYPESSD90
・リール シマノ 19ヴァンキッシュC3000SDH
・ライン TX-80 0.6号
・リーダー 魚に見えないピンクフロロ 2.5〜3.0号
使用するエギは以下です。
・DUEL ダートマスター 3.5号
・DUEL キャストプラス 3.5号
・DUEL キャスト喰わせ 3.5号
・YOZURI アオリQ 3.5号
2026年春烏賊X DAY予想
以上の状況から考えると、X DAYはズバリ3月半ば〜4月半ばと考察しています。
堤防や磯場、また渡船を利用する場合は、必ずしっかりとした装備で臨んでください。一年の中でも大型アオリイカが狙える数少ないタイミングです。貴重なチャンスをものにして、ぜひ手中に収めていただきたいと思います。
3月に釣れた2200gのイカ(提供:TSURINEWSライター・野中功二)<野中功二/TSURINEWSライター>


