冬から春にかけてシーズンを迎えるクロメバル。今回は宮城エリアの沖でのクロメバル釣りにフォーカスしていこう。
宮城県クロメバル釣況
宮城亘理荒浜港出船の大海丸では、クロメバルが絶好調。
18日は水深30~40mの釣り場を狙い、オキメバル交じりで11~70尾。尺超えも多数。またこの日はカレイへリレーし、マガレイ主体にイシガレイ交じりで1~14尾。
17日も同様のリレーでクロメバル40~80尾、マガレイ11~20尾。連日クーラーはずっしり。
船クロメバルタックル
タックルはオモリ負荷50号、6対4~7対3調子。長さは多点掛けを狙うため仕掛けの長さを考慮して3m前後が使いやすいだろう。リールは小~中型両軸または電動。
外房や茨城でのヒラメ釣りで使用するタックルを流用する人も多い。
クロメバル釣り仕掛け
オモリは40~50号を使用。根掛かりなどを考慮して多めに用意しておこう。仕掛けは魚皮や毛などが付いたサビキバリの6~8本バリ仕掛け。ハリスは1.2号が食いがいい。慣れない人はハリ数は少なくして手返しを優先。
高活性時であれば、手返し重視でサビキのみで狙ってみよう。
船メバルの釣り方
現在の主なポイントは魚礁周り。
高さがあるので、その都度船長からタナ指示があるので注意しよう。
釣況次第ではあるが、基本的には単発で上げるのではなく、積極的に多点掛けを狙う釣り。
アタリがあってもすぐに巻き上げず、次のアタリを待つのがコツ。
アタリがなければ、リール1回転ずつ程度に上へとタナを上げて追い食いを誘う。
メバルはナギを釣れ
また、メバルは落ちてくるエサにもよく反応する魚。タナ上上5m前後から、50cm~1m刻みで落とし込んでいくのも有効。ただ、食いがいいときはすぐに指示ダナに新しい群れがやってくる。下手に動かさないでじっと待つほう方がいい。
「メバルはナギを釣れ」といった格言の通り、ナギの日はチャンス。ナギなら船の上下動も少ないので海面バラシなども減り釣りやすい。
宮城でひと足早い春を体感しよう。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>