「夕方から気軽に船釣りを楽しめる!」東京湾の【夜メバル&カサゴ船】を紹介

「夕方から気軽に船釣りを楽しめる!」東京湾の【夜メバル&カサゴ船】を紹介

サクラの開花前線が北上し、汗ばむ陽気になる日が増えてくる。これからお勧めなのが、夕方からサクッと楽しめる東京湾の夜メバル&カサゴ。このページでは、各船宿の出船状況や予定に加え、基本的な釣り方などを紹介する。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

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船釣り エサ釣り

東京湾夜メバル&カサゴ船の釣況

東京湾横浜山下橋の渡辺釣船店では、毎週土曜日限定で出船中。連休などの日祝の出船はHPを確認。直近の3月30日は17時出船で、本牧沖を狙った。15~26cm両魚計6~31尾、竿頭は川崎市の倉方さん。

ほか川崎のつり幸、金沢八景(漁港内)の忠彦丸、同地洲崎町の一之瀬丸でも出船開始予定。要電話またはHPを確認。

夜メバル&カサゴ船タックル

竿は1.8~3m、オモリ負荷10~15号のメバル専用の軟調胴調子(6対4)が主流だが、軟らかめのルアーロッドやコンパクトロッドでも代用可。

リールは船下狙いなら小型両軸。ミチイトはPE1~1.5号を100m前後巻いておけばOK。根ズレや、仕掛け絡みを防止するため、サキイトとしてフロロ3、4号80cm~1.5m直結してもいい。

仕掛けは胴突き2~3本バリ。ミキイトはフロロ1.5~2号、ハリスは1~1.5号で長さは30cmを基準に状況次第で調整。枝間は50~70cm程度がいい。大型カサゴやセイゴ・フッコ、クロダイなどが交じる場所ではミキイトも3号前後、下バリのハリスのみ2.5号などにするのも有効だ。ハリはメバルやヤマメ8~10号や丸セイゴ11~12号など。

オモリは地域や釣り場、船宿によって違うので、事前確認してから用意するのが無難だが、おもに使用されるのは10~30号。根掛かりがつきものなので、仕掛けやオモリの予備を多めに用意。短時間の釣りなので、オマツリした場合などは、新しい仕掛けに替えたほうが効率的だ。

「夕方から気軽に船釣りを楽しめる!」東京湾の【夜メバル&カサゴ船】を紹介夜メバル&カサゴタックル図(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

夜メバル&カサゴ船で使うエサ

夜釣りでは青イソメが主流。頭は取らずに口の部分から刺してチョン掛け。タラシは10~15cm。長いとアタリは多いがハリ掛かりが悪くなる。ダラリと伸びきってまったく動かなくなるとアタリが減るので、こまめに点検する。

夜メバル&カサゴ船の釣り場

港から至近。岸壁や消波ブロック帯など周辺で、水深は10m前後。時期や場所によっては、メバルとカサゴの釣れる比率が異なる。

夜メバル&カサゴ船の釣り方

最後に基本の釣り方とコツを解説する。

投入~誘い

投入後、オモリが底に着いたら素早くイトフケを取り、底から30cmほど上げて、タナをキープ。20秒くらい待ってもアタリがなければ、竿先を50cm~1m上下させて誘う。できるだけスローに、大きなストロークで。

底は起伏に富んだ所が多い。時折、オモリを底に戻し、再び底を切って底ダチを取り直すことが重要で、これが同時に誘いにもなる。

「夕方から気軽に船釣りを楽しめる!」東京湾の【夜メバル&カサゴ船】を紹介基本の釣り方イラスト(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

アタリ

前アタリでアワせてもなかなかハリ掛かりしない。少し送り込んでから次の引き込みを待ち、ハリ掛かりしたら、遊ばせずにすぐ巻き上げる。

のんびりしていると根に潜られてしまう。「根掛かりか?」と思ったら、じつはアタリを見逃していただけで、ハリ掛かりした魚が根に潜られたということも…。

アイテム

手元は暗いことが多いので、ヘッドライトは必携。またメバルもカサゴも、毒性はないが鋭いトゲがある。ハリを外すときなど、魚を持ってケガをしないように、フィッシュグリップがあると便利だ。

「夕方から気軽に船釣りを楽しめる!」東京湾の【夜メバル&カサゴ船】を紹介ヘッドライトは必需品(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

また、仕掛けを接続するサルカン上部に発光体を着けて、仕掛けをガイドに巻き込んで、穂先を折らないようにしている人も多いので、参考にしてほしい。

「夕方から気軽に船釣りを楽しめる!」東京湾の【夜メバル&カサゴ船】を紹介フィッシュグリップもあると便利(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年4月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。