秋は数が釣れ、冬は大きいのが釣れるマダイ。冬シーズンに入った今、コマセマダイをおさらいしておこう。
各地の釣果情報
各地でコマセで狙うマダイが好調。
南房西川名の竜一丸では11月12日、2.2kgを頭に2~4尾。11月10日には3kgも登場。洲の崎の勝丸では11月上旬に6.8kgが仕留められている。
内房勝山の庄幸丸ではマダイ・ワラサ船で受付。11月13日は1.8kgを頭に0~3尾。3.1~4.5kgワラサ0~4尾だった。
内房勝山・庄幸丸より提供
東京湾金沢八景では一之瀬丸が、相模湾茅ヶ崎ではちがさき丸とまごうの丸がタイ五目で受け付けている。早川の宮下丸ではいい日3kgなど6、7尾と好調。
静岡土肥のとび島丸では11月11日、5.05kgを含みトップ8尾と各地から朗報が届いている。
静岡土肥・とび島丸
コマセマダイのタックル
タックル例
・竿…オモリ負荷20~40号の6対4~5対5の胴調子で専用がベスト。
・ビシ…冬は深場に落ちたマダイを狙うことが多く、Lサイズの80号が基本。予約時や乗船前に確認しておこう。
・リール…ドラグ性能重視でスムーズな滑り、巻き上げができる小型電動、または中型両軸。
・ミチイト…PEライン3~4号を200~300m巻く。特に深場を狙うケースが多いので、高切れ対策に余裕をもって巻いておく。
オマツリ防止のために号数を統一していることも多いので、釣行前に確認しておこう。ミチイトのマーカーで正確にタナを取るのが釣果アップのコツ。
・仕掛け…天ビンは1.5~2mm径の腕長40~50cm。クッションゴムは1.2~2mm径を1m、天ビンとハリスの間に介す。
ハリスはフロロカーボンラインの3~4号。大型の多い南房では5号6mなどを使うこともある。イナダと両狙いの内房勝山などでは3~6号を6m。
ハリはマダイや伊勢尼の7~9号など。また、一部ではワラサやヒラマサなどの青物が交じることが多く、ハリス8号・ヒラマサバリ10号など青物用の仕掛けを用意しておくといい。
オマツリ防止のためミチイトの太さやビシを統一することも少なくない。事前に船宿に確認しておこう。