秋は行楽のシーズン。家族でどこにいこうか迷ったら、管理釣り場へ挑戦だ!爽やかな山間の空気に包まれながら手軽に渓流魚たちと対峙出来るぞ。釣りの後はバーベキューなんて最高!秋の管理釣り場の楽しみ方を伝授しましょう!今回は、もっとも手軽で釣りをしたことがない人にも楽しめるエサ釣りと、もっともポピュラーなニジマスをメインターゲットとして紹介します。
管理釣り場の魅力
自然渓流はアマゴやイワナの産卵期を控えて、釣りシーズンが終了、禁漁期に入る河川がほとんどだが、この時期でも渓魚と遊べる施設がある。それが渓流の管理釣り場だ。
管理釣り場の魅力はなんと言っても自然の中で手軽に釣りが楽しめ、ともすると遠い存在のような渓流魚を身近に感じられる点にある。
さらに釣り場によっては自分たちだけの囲まれたエリア内に魚を目前で放流してくれるため、個人やファミリー、子供連れ、カップル、グループなどさまざまな形態で自由に楽しめる。
管理釣り場のタイプ
さて、そんな管理釣り場だが、もっとも多いのは自然に流れる河川に石などで区切りを作って、その中に魚を放流してくれるスタイル。その区切りはマスと呼ばれることもあるが、たいていの場合、1マスに1組が基本である。
そのほか、区切り自体がコンクリートで囲まれた池になっていて、それが連続して釣り場を形成。川や湧き水を誘導して釣り場へと新鮮な水を送るスタイルもある。
そんな中で釣れる(放流される)魚は、釣り場によっていろいろ。関西でもっとも多いのはニジマス、そして、アマゴやイワナ、場所によってはイトウやブラウントラウトなど多彩だ。
釣り方も様々
また、一概に管理釣り場での渓流魚釣りと言っても、自然の渓流と同じで、エサ釣りをする人もいれば、ルアーやフライで狙う人もいる。
基本的には釣りのジャンルによって池やマスが分けられている。ルアーやフライはリールを使ってキャストできるので、その面白さを生かすために大きな池に乗り合いでサオを出すシステムが多い。逆にノベザオにエサ釣りという手軽なスタイルには、ポイントの端々まで仕掛けが届くような小規模な池、マスが用意されている。
ここでは、もっとも手軽で釣りをしたことがない人にも楽しめるエサ釣りと、もっともポピュラーなニジマスをメインターゲットとして紹介してみよう。
行楽シーズンまっただ中、ぜひとも秋のレジャースポットの一つに管理釣り場を加えていただきたい。
料金システム
管理釣り場では1つのマスに放流される魚の量、匹数はそこでサオを出す人数による。
基本的に1人当たりの料金が決まっていて、支払いをした人数=サオの数となり、その分だけの放流となる。ほかに、基本料金が安く設定されていて、釣った魚を重量などで買い取るシステムの釣り場もある。
道具のレンタル
エサ釣りの場合、基本的にはリールの不要なノベザオにウキ、1本バリとごくごくシンプルなウキ釣り仕掛けで釣る。
釣り場にはレンタルタックルを置いている場所もあり、レンタルタックルを利用すれば手ぶらでも釣行が可能だ。また、たいていの場合はエサも現地売店で販売されているなど、事前の準備がほとんど不要なことも。