エサの鮮度が気になる夏。特に磯や堤防は足元からの熱気により、使う前に悪くなってしまうこともある。そこで今回は「エサの鮮度を保つ裏ワザ」を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
今回紹介するエサ
今回のエサは冷凍エビ、オキアミボイル(冷凍)、キビナゴ(生)、ヤドカリ(生)の4種類。これらを冷凍する時と、解凍する際に分けて説明する。
冷凍
いずれも余ったエサはビニール袋に入れ、クーラーに収めて持ち帰る。この時、既に鮮度が落ちている場合は、未来のまきエサとして海にまいて帰ろう。ただし、腐ったものはNG。
持ち帰ったエサは大半の人がそのまま冷凍するが、これでは解凍した時にハリに刺しにくい。そこで裏ワザ。方法は至って簡単で、砂糖をまぶすだけ。少量の塩と、うまみ調味料を加えるとさらにGOOD。この状態で冷凍庫に入れる。
解凍
解凍する時は釣行前日に冷蔵室に移す。同時にビニール袋を開いて重曹をほんの少し加え、袋を閉じて放置。あとは出掛ける際にクーラーに入れる。
使い方
使い方としてはクーラーから使う分だけを取り出す。エビ、キビナゴ、ヤドカリは釣り座に数匹ずつ。ボイルはバッカンに入れ、ほんの少し海水を注ぐ。
いずれもハリに刺す時、驚くほど鮮度がよく、どれもプリプリしている。特にエビは頭の部分もしっかりしていて、黒くならない。
再冷凍
それでも余った場合は再び持ち帰って冷凍する。ただし、クーラー内で余ったもののみ。その際は冷凍する直前に水気を切り、砂糖をほんの少し加えて冷凍庫に入れる。
再利用は2回まで
これを再び解凍すると、さすがに鮮度は落ちているものの、エサとして使える。しかし、再利用は2回まで。ここで使い切ってしまおう。砂糖と重曹でエサの鮮度が保てる裏ワザ、今年の夏も熱くなりそうなので、ぜひ試してほしい。
<松田正記/TSURINEWSライター>