3月7日(月)、春の出船初日は大型が数尾上がり上々の滑り出し。そこで、9日(水)にさっそく釣行した。前日より水温が上がりこの釣りでは厳しい条件だったが、本命41cmに34cmをキャッチした釣りの模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)
荒川屋から花見ガレイ釣り
東京湾のマコガレイは近年数が減り、真冬の産卵期には休船し、希少な資源を守ろうと努力している船宿が多い。東京湾金沢八景(瀬戸橋)の荒川屋もそんな一軒で、晩秋~初冬と、「花見ガレイ」と呼ばれる春シーズンの年2回に分けて出船。
3月7日(月)、春の出船初日には43cm頭に大型が数尾上がり上々の滑り出し。そこで、翌々日の9日(水)にさっそく釣行した。
6時半に到着。乗船前に店舗内で受け付けを行い、店舗横に並ぶ各船に乗り、受付で選んだ釣り座へ。
普通に一日使うには十分な量の青イソメが1パック配られる。なお、トラブル回避のため各自が使えるサオ立て穴の数は3個までなので注意を。左舷前寄りに座り、7時半に山下光昭船長の舵取りで出船。
船中1尾目は34cm本命
航程25分、小柴沖の水深13mの釣り場に到着。間もなく船首からアンカーが打たれ、8時に「はい、どうぞー」と投入合図。私を含め全員が3本竿で狙う。私は広範囲を探るためすべてスピニングタックルを選んだ。
この日は中潮後の釣り開始ごろが満潮で、納竿が干潮となり、終日下げ潮となる。北向きに立った船の左舷前は潮上となり、投げた仕掛けは右舷トモ方向へ流れる。序盤は温暖化で増え続けているというウミエラがハリ掛かりし、手を焼く。
9時ごろ、エサを変えるためミヨシ寄りの竿を聞き上げると手応えがあり、リールを巻き上げ、仕掛けを水深の3分の1まで巻き上がると、下へ向かって一気に突っ込むが、竿の弾力とリールのドラグを活用して魚を情報へ向けることに成功。34cm本命が船長の差し出したタモにネットイン。
仕掛けはハリス3号、ハリは流線9号でチモトに赤の長さ3cm細チューブを付けた自作。直後に左舷トモでも30cm級が上がったが水面でバラシ。