釣れる日が予測できたらなんと嬉しいことかと思います。アマチュアなりに考えてみましょう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)
海釣りと潮の満ち引き
釣れない「ボーズ」の日があるから、思うように釣れれば楽しいのかもしれませんが、やはり、いつでも狙いの魚をしっかりと釣りたいが釣り人の本音ですね。
魚が釣りやすい日と釣りにくい日は存在します。日によって違う潮の流れによって、魚がエサを食べる活性が変わるのは間違いなく、良く食べる潮の日を予測したいものです。
海釣りでは、釣り場選択と同様に潮の動きの把握がキーで、潮時を無視したら釣果は期待できません。
その潮汐は、月と太陽の位置関係の引力により、満潮干潮が通常は1日に2回ずつ生じます。さらに、新月満月の大潮では、一般的に満干の潮位差は大きくなり、その潮位の変化が、潮の動きを作り、魚の就餌活動に影響を作ります。その引力の大部分を担っている月が、ここではキーワードだと考えます。
月の満ち欠けにから成り立つ「旧暦(太陰太陽暦)」は、月の満ち欠けを月齢で表現して日付になります。月齢は大雑把に言うと「0」が新月で「15」が満月。そうです、十五夜お月さんです。
これはともに大潮の日で、月と太陽との位置関係が直線になり潮が良く動くとされています。要は月が釣れる釣れないの元締めのようなものだと私は思っています。そこで、釣れた日と釣れる日を月齢が基本の旧暦にフォーカスします。
釣れる時間帯
釣りやすい時間帯を表現する名言があります。
「上げ七分下げ三分」や「上げ三分下げ七分」は、名言中の名言でしょう。言い得て妙で、狙いものや釣り場などで変化しますが、どちらかになっているケースが少なくありません。
また、朝マヅメ、夕マヅメも含めて、魚がお腹が減って食欲が出てきた時を表現しています。1日のうちでは朝夕や潮が効く時間帯にエサを食べたくなるのは間違いないです。
しかし、釣れる時間帯を表現する名言があっても、釣れる日を現す言葉が見あたりません。
漁師や釣り船の知識は一朝一夕のものではなく、長年のまたは代々受け継いだノウハウでしょう。まねのできない世界ながら何かないかと考えると、ひとつ素人にもわかる情報がありました。
釣れた日の潮と同様の日は、また釣れる確率は高い。これです。釣りをしていると、盆と正月がいっぺんに来たような楽しい思いができる日があります。数だったり、型物だったりで、とてもうれしい釣りの日を頂点にして、釣果が出た日を思い出します。
過去の快釣日
気持ちの良い釣果(数、型等々)を得た日を「快釣日」とします。
その過去の快釣日をピックアップします。釣り日誌があれば万全で、釣果の写真で日付もわかるでしょう。日付さえわかればこっちのものです。釣り場が同じならば、誰のデータでもOKです。狙いたい釣りものの同じ場所ならば、すべて参考にできますが、潮時がキーワードなので、エリアが違えば潮も違うので、同じエリアであることがキモです。
その快釣日を旧暦で押さえれば、同じような潮の日に遭遇できるはずです。
オフショアならば、まずは同じ場所に立ちましょう。私のようなボート釣りならば、同じポイントの同じ潮筋がスタートになります。どのくらいの可能性があるかは難しいですが、確率60%以上あれば試す価値は大きいでしょう。
快釣日の過去データは毎年使えるので、データが積み重なれば、本当に宝物です。
さらに応用編をひとつ。同じ季節の同じ釣りものだと、同じ月齢の日、さらには月2回の潮時変化の同じ日(中潮の2日目とか)なども参考にできると思っています。指折り数えて2週間目の潮の近似日にもリベンジできることがあります。