親子水入らず船中泊釣行でマダイ 釣魚肴の『海上晩酌』は一生の思い出に

親子水入らず船中泊釣行でマダイ 釣魚肴の『海上晩酌』は一生の思い出に

9月とはいえ昼間の気温は30度を超える日もある。炎天下を避けた夕方から、帰省中の息子を誘って釣りに出かけた。エアコンのない船で船中泊釣行の結果は果たして。

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(アイキャッチ画像提供:ノブヒロ/上天草市釣りライター)

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親子水入らず船中泊釣行

県外の大学で学生をしている息子が久々に帰省した。息子は、小さいころからちょくちょく釣りに同行させていたが、都会では中々釣りに行けていないようだ。

そこで、まだ夏の日差しが残る9月初旬、”涼しくなる夕方から出船して船中泊、釣った魚を肴にビールで乾杯、翌朝は午前中のうちに大きいのを釣って帰る”という企画を立てた。

親子水入らず船中泊釣行でマダイ 釣魚肴の『海上晩酌』は一生の思い出に船中泊釣行に出発(提供:ノブヒロ/上天草市釣りライター)

まずは酒の肴になる魚を

午後4時、ビールを買い込み、上天草市登立港に停泊しているマイボートに乗り込んだ。寄港地までは30分ほどはかかるので、日暮れまであまり時間はない中、まずは夜の食材とする魚を二人で釣る。水深50mほどのポイントでマダイを狙った。

仕掛けを投入するが、大潮のため潮の流れが速く底が取れない。オモリを重くして暫く粘ったがアタリなし。安全を考えると暗くなる前に寄港地まで行きたいところだが、中々釣れない。狙いを根魚にかえ、水深20mの浅場に移動したところ、カサゴの他、塩焼きに丁度いいサイズのマダイをゲットできた。しかし、気づくと辺りは真っ暗、夜の航行は怖いので基本行わないことにしているのだが、航海灯を付け、寄港地まで慎重に移動した。

釣れた魚を肴に

無事に予定の寄港地にたどり着き、桟橋に係留。万一に備えて、船上では、ライフジャケットを着用したままである。さて夕食、といきたいが、刺し身を取るには少しサイズが小さい。焼いて食べるのが一番簡単。そこで、一人暮らしで料理が上手になった息子に、ウロコと内臓を取ってもらい、フライパンにのせて調理終了。

親子水入らず船中泊釣行でマダイ 釣魚肴の『海上晩酌』は一生の思い出に無事寄港地に到着(提供:ノブヒロ/上天草市釣りライター)

火を付けて、早速、ビールで乾杯。初秋の夜に吹く風は心地よく、釣りたての魚は、うまい、ビールもこの上なく、うまい。なぜか船上で飲むお酒や食事は格別なもので、至福のひと時を息子と二人で堪能した。この時の光景は生涯の思い出に残るだろう。

親子水入らず船中泊釣行でマダイ 釣魚肴の『海上晩酌』は一生の思い出に釣った魚を肴に(提供:ノブヒロ/上天草市釣りライター)

エアコンなしでも快適

真夏なら厳しいかもしれないが、初秋ともなれば海の上は風があり、蚊もいなかった。息子は少し暑かったというが、私はビールのおかげもあって、早々に眠りについた。

朝方、息子の声で目が覚めた。置きザオにウナギが掛かったといい起こしにきたが、「しかしここは海だぞ?ウナギ?」と思い急いで見に行くと、天ぷらするのにもってこいの良型アナゴであった。

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