初冬に最も熱いシーズンを迎える遠州灘サーフ。ヒラメ・マゴチ・シーバスのほか、ブリ級までの青物が押し寄せる。VARIVASフィールドテスターであり、ジャクソンスタッフの井熊亮さんの釣行に密着した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版・編集部)
遠州灘でサーフゲーム
現地を訪れたのは12月11日、夜明けとともに井熊さんらとサーフに立つ。ターゲットは青物をメインに、フラットフィッシュも併せて狙っていく作戦だ。
長大な遠州灘を形成する渥美半島南岸のサーフのなかで、事前情報に基づいて井熊さんが選んだのが、豊橋市のインデックスビーチ。渥美半島の付け根にあたる場所だ。
当日の井熊さんのタックルは、ロッドがジャクソンのサーフ・トライブ9062L-P+、リールがシマノ・バンキッシュ4000XG、ラインはバリバス・マックスパワーPEX8(ライムグリーン)の0.6号、リーダーは、同じくバリバスのシーバスショックリーダー(フロロカーボン)12lbとした。
海鳥旋回でファーストヒット
まずは朝のうちに青物の顔を見るべく、ジグをキャストしていく。夜が明けると同時に、私たちの正面の沖でクルクルと海鳥が旋回し始める。
胸が高鳴るなか、期待に違わず井熊さんのロッドが弧を描き、激しく躍動している。派手な首振りの主は、おそらく青物だ。しかし、当日のファーストフィッシュは惜しくもフックアウト。食いが浅かったようだ。
ヒット引き出す「黒豹ジャーク」
ヒットパターンを聞くと、100mほどキャストしたあと、「黒豹ジャーク」で誘い始めてすぐヒットしたとのこと。「黒豹ジャーク」とは3ピッチジャークを入れたあと、ジグを少しフォールさせるコンビネーションジャーク。井熊さんが編み出した技で、多彩なフィッシュイーターに効果がある。