浦安の吉野屋では9月27日(日)にカワハギ6~25尾の好釣果を記録したということで、翌28日(月)に釣行。良型も浮上し、満足の釣りをすることができた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・木津光永)
吉野屋でカワハギ狙い
9月28日(月)、浦安の吉野屋から東京湾のカワハギ釣りに出掛けた。
出船定刻の1時間前に船宿に到着。店舗前にあるカワハギ船の座席予約ボードに残っている札から、左舷ミヨシ2番を取る。店内へ入ると吉野眞太郎代表が笑顔で出迎えてくれ、あいさつを交わしてから乗船手続きを済ませる。
船着場には7~8隻の船が並び、カワハギの看板が立った第三吉野屋丸に乗船。石原一樹船長に釣況を聞くと、やはり個体数は少ないようだ。「有望な場所を探っても乗船者の多い日はオデコがでてしまうこともありますね」
ライフジャケット着用の確認が行われ、エサのアサリ(冷凍保存品)が配られると、左右舷6人ずつの釣り人が並んだカワハギ乗合船は7時に河岸払い。
エサはエビ&アサリ
船は北東の追い風に乗って東京湾を南下。航程1時間で第一海堡沖の釣り場に到着。「この辺からやっていきます。準備してください」のアナウンス。海況は晴れ、北東から風速5~6mとやや強いが千葉の丘陵部の陰になり、波高は0.5m前後に抑えられているので、アタリは取りやすそうだ。
潮色は澄んだ緑色で潮汐は若潮からの中潮で9時ごろが満潮だった。8時、船の舳先を風上へ向けると船長から「水深は6m前後、どうぞ」の合図。エンジン流しで実釣開始。
浅場に適したタックルを用意。仕掛けはタナを広く探れるよう最下部のハリを外して根掛り対策したものを接続。上2本のハリに持参したバナメイエビの輪切りを、下の1本に船で配られたアサリを装餌する。1つめと2つめのポイントを、それぞれ10分ほど流したがノーヒット。
15cm級カワハギを3連釣
次の場所では右舷トモ寄りで14~15cmの一荷が上り、船中初ヒット。続いて左舷トモ2番で15cm級。私は仕掛けを20mほど投げ、オモリ着底後は根掛りに警戒しながら跳ね上げるように手前へ探る。
すると、仕掛けが海中を縦にカービングしながら沈み込んでいくときにカ、カ、カンのアタリ。アワセをいれるまでもなくハリ掛りしたのは15cm級。その後は同じ誘いで同級を3連釣。「午前中でツ抜けできるかも」と取らぬ狸の皮算用をしたが、潮止まりになるとアタリは遠くなった。
良型28cm級をゲット
9時半に船は第二海堡沖に移動。海底は岩礁で、船が潮に流されると水深は5~20mの範囲で変化する。根掛りしやすい場所だ。序盤は船中でトラギスやベラの洗礼を受けるが、縦の釣りで攻めると本命らしいアタリ。しかし、根掛りを警戒してアタリ後に即聞き上げてしまいファウルチップ。
その直後、下手隣の左舷3番に28cmの良型。さらに上手隣の左舷ミヨシ・二宮さんには20cm級。
その後も第二海堡南側の釣り場では船中ポツポツと中型は上がったが、私は根掛りと格闘が忙しく魚を追加できなかった。
船中最大は31cm
船は30分ほど走って、北側のポイントへ移動。根掛りでハリが全て新品になった私は23cmと24cmを連釣。さらに大型を掛けたがハリが伸びてバラシ。直後に隣でこの日最大となる31cmが上がった。
ハゲ6号を使いたかったところだが、在庫がなく、4号で対応した結果の悲劇だった。第二海堡北西側の釣り場に移動すると船中ではカサゴが連発。
しかし、私は下バリが少し高い位置にあったので本命のアタリが優先し、23cmと22cm、18cmを追加できた。
本命9尾ゲットで満足
13時に竹岡沖に移動。ここも根掛りが激しい場所で、小型ショウサイフグが多く交じった。私は23cmをゲットしてツ抜けまで残り1尾。最後のポイントでは再び特大サイズを掛けたが、またしてもハリが伸びてバラシ。14時半に悔いを残しながら沖上りを迎えた。
船中釣果は14~31cmが0~13尾。私は9尾で昨年よりもプラス4尾が嬉しかった。