バス釣りファン必見 タックル流用可能なソルトルアーフィッシング5選

バス釣りファン必見 タックル流用可能なソルトルアーフィッシング5選

バスタックルを海に持っていくと様々な釣りが成立する。あらゆる釣魚がシーズンインする夏、バサーは少しフレッシュウォーターから離れて、ソルトルアーに挑戦してみてはいかがだろうか?

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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ショア ソルトルアー

バスタックルで海釣り満喫

私自身、バスタックルをソルトルアーフィッシングに流用している。状況によってはむしろ専用タックルよりもアドバンテージを感じるほどだ。パワークラスMLのバスロッド7.1ftと、PE0.5号を巻いた2500番のリール。このセッティングを流用できる釣りを5つ紹介しよう。

1.タチウオワインド

MLより硬めの竿があれば、ラクにできるのが「タチウオワインド」だ。大体8月頃からシーズンインするのだが、シーズン序盤はスレていないタチウオがガンガン飛びついてくる。バスロッドでソルトに入門するには「よく釣れる」「引き味良し」「食味も抜群」の3拍子が揃っており、これ以上ないターゲットではないだろうか?

「タチウオワインド」は、バスフィッシングでいう「跳ねジャコ釣法」に近いもので、リグを左右にダートさせながらバイトを誘う。必要なものは、ワインド用のジグヘッドとワーム。フィールドの水深や潮の流れによって異なるが、たとえば私のメインの釣り場である大阪南港の波止では、大体1/4ozか3/8oz程度のジグヘッドで十分に事足りる。

バス釣りファン必見 タックル流用可能なソルトルアーフィッシング5選バスロッドで仕留めたタチウオ(提供:WEBライター・井上海生)

私には専用ロッドがあまり合わなかった。ティップの硬さで、バイトを弾いてしまう感じがする……。バスロッドのMLに持ち替えてからは、魚の食い込みが圧倒的に良くなったと思う。

2.オクトパッシング

岸壁タコ、バスタックルで恐れるに足らず。バサーならベイトタックルは持っているだろう。フロロカーボンラインの8lbでも巻いていれば、それをそのまま持っていけばいい。もちろん、スピニングでもOKだ。

狙いは、波止の足元。バーチカルにタコジグを落として誘う。6月頃は、新子の時期真っ盛り。タコジグ、またはエギを買って海に行こう。ただ慣れないうちはロストも多いので、100均のエギにシンカーをつけて使うと経済的である。

ひとつ注意を。梅雨時のタコは雨が数日降り続いた後は、活性がかなり下がる。タコは真水を嫌うのだ。水潮になっているような状況では、あまり釣れない。

バス釣りファン必見 タックル流用可能なソルトルアーフィッシング5選バスタックルでも岸壁の足元タコはカンタンに釣れる(提供:WEBライター・井上海生)

3.ライトエギング

秋のエギングは、2.5号くらいのエギを使う。このエギの重さは、大体10gちょっと。バスロッドのMLのルアーウェイトの範囲内だ。スピニングタックルで十分楽しめる。

最近のエギングロッドのトレンドとして、足場の良い波止ではショートレングス化、ティップが軟らかめのものが増えてきている。人気の釣りでイカがスレているので、あまりバシバシ竿をあおる強気な攻めが通用しなくなり、どちらかといえば左右にスー、スー、と動かすソフトな釣り方が主流となっているからだ。繊細な操作ができるML調子に分がある。

ただ、バスロッドで波止から狙える範囲のイカを釣りに行くなら、シーズンイン直後をおすすめする。上でも述べた通り、人気の釣りなので、とにかくアッという間に数がいなくなるか、場が完全にスレるのだ。時期がきたらすぐに釣りに出掛けよう。

バス釣りファン必見 タックル流用可能なソルトルアーフィッシング5選バスロッドに2.5号エギをつけてコウイカ(提供:WEBライター・井上海生)

4.ロックフィッシュ

ジグヘッド10g前後。またはメタルジグで底をとって、ハタ、カサゴ類が楽しめる。テキサスリグ、直リグ等で、バスワームがそのまま流用できる。個人的な印象だが、どちらかといえば専用のロックフィッシュワームより、バスワームの方に反応がいい気すらする。

ちなみに、軟らかめの竿ならば、1g前後のジグヘッドを使用してメバルを狙うことも可能だ。冬から春にかけては、バスロッドでメバリング。これは、大アリ。

5.シーバス・チヌ

シーバスロッドといえば、9ft前後と長めである。けれど、専用ロッドのこういうレングス設定は、大遠投して流れの中を引いてくるためのものとして考えられている。漁港内にも居付くシーバスは、むしろバスロッドの方がとりやすい。橋脚やキワなどにタイトについているシーバス、チヌは、サオ6ftちょいにリール2500番(または2000番)のバスタックルでとれる。力負けもしない。

ただし、シーズナルパターンは頭に入れておくと良いだろう。全国的に大体4月~5月は「バチ抜け」パターンで、シーバスは表層にふわふわと泳いでいる多毛類を捕食する。この時期はワームや専用プラグで、比較的簡単に食ってくる。

チヌは年中、テキサスリグや直リグで食ってくる。これもロックフィッシュ同様、バス用のワームをそのまま使えばOK。ただ、これらの魚は抜き上げが厳しいのでタモは必須である。

バス釣りファン必見 タックル流用可能なソルトルアーフィッシング5選チヌ、シーバスを狙うならタモも忘れずに(提供:WEBライター・井上海生)

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