ダム湖のヘラブナ釣りは春の乗っ込み期に限らず、冬季であっても濁りがあれば釣れることが多い。今回釣行した、奈良・布目ダムもそんな釣り場だ。3月1日は濁りの入った状態を狙って、釣友と現地へ。グルテンとバラケのセットエサで小アタリを取って35~38cmのヘラブナを9尾手中にした。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・久保一美)
午後1投目で痛恨のスレ掛かり
午前中のエサが効いているのか、後半戦の一投目で、モゾッとウキが入った。アワせると痛恨のスレ掛かり。このスレで約30分はアタリ無し。
そこで竿を置き、高浦さんを見学する。横で見ていると、モゾッとウキを押さえるアタリが出た。待望のヘラか・・・と思ったが、30cm級のニゴイ、その後はモロコの連発。
35cm級を5尾追加
私も自分のポイントに戻ってエサの打ち直しだ。高浦さん同様、アタリはモゾッとあいかわらず小さいが、私のウキに出るアタリはヘラブナである。
その後、40cm級は釣れないものの、35、36cmを5尾追加し合計9尾の釣果で竿を置いた。
高浦さんは「アタリが続いているので後30分ほど粘ります」と言うので、納竿した私は高浦さんが納竿するまで横でアドバイスを送る。
ところが、全く同じアタリなのに、エサ取りやゲストが寄りきっており、ヘラブナは釣れなかった。次回はポイントを変更して再挑戦だ。
当日の釣り考察
この日の釣りを振り返って要点をまとめてみる。
1、冬季でもやはりダム湖では一にも二にもヘラブナを寄せる事が重要。
2、冬季の底釣りで出るアタリは特に小さく、モゾッ、チクッと言った微細なアタリがほとんどで、長竿使用時はスコープが必要。
3、バラケエサをバラけすぎない程度に調整する事が重要(上ずらせないため)。
<久保一美/TSURINEWS・WEBライター>
布目ダム
所在地:奈良県山辺郡山添村