波止フカセ釣りで大当たり 1時間で38cm頭にチヌ11尾手中【苅田港】

波止フカセ釣りで大当たり 1時間で38cm頭にチヌ11尾手中【苅田港】

2月7日、大潮。満潮午前8時6分、干潮午後2時8分、天気くもり。ウネリあり。当日の釣り場は、チヌ(メイタ)の数釣りも狙える福岡県京都郡・苅田港の南防波堤だ。大当たりのフカセ釣行をお届け。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース APC・浦野泰弘)

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海釣り 堤防釣り

苅田港南防波堤でフカセチヌ釣り

この釣り場の特徴は、すべて足元はテトラということだ。駐車場からテトラへと降りる時には.、1.8m以上のハシゴが必要となる。しかし、1度テトラに降りてしまうと、思ったほど足場は悪くない。荷物を下ろす前にテトラに降りて、足場の良い場所をまず先に見つけてから釣座に荷物を運ぶことだ。またテトラで仕掛けを作る時は、物を落とさないようにすること。

私はテトラに釣行する場合、仕掛けはあらかじめ駐車場でセットし、テトラの上ではサオを伸ばすだけにする。また、まきエサもあらかじめ作り、持っていくだけにする。小物類はベストのポケットに収納して、すぐに取り出せるように準備しておく。

釣り方はいつものABC釣法だ。A点に仕掛けとまきエを投入し、B点でチヌを釣る。C点はチヌが掛からなかった場合の仕掛け回収点だ。

波止フカセ釣りで大当たり 1時間で38cm頭にチヌ11尾手中【苅田港】ABC釣法略図(作図:週刊つりニュース APC・浦野泰弘)

まきエサを打ってスタート

午前8時ごろ釣り場に到着。平日というのに、もうすでに20人近くの釣り人が、思い思いのポイントでサオを振っていた。私一番のお気に入りのポイントはすでに先客がいたので、当日はあきらめて2番目のポイントへ移動する。足元の良い場所に荷物を置いて釣り開始だ。

波止フカセ釣りで大当たり 1時間で38cm頭にチヌ11尾手中【苅田港】タックル図(作図:週刊つりニュース APC・浦野泰弘)

まず正確なタナ取りから始める。すると水深は6m近くあった。今が満潮なのでかなり深いようだ。また、大きなウネリが押し寄せてくるため、誤差を30cm前後とし、さらに30cm深くし6.3mとした。

次はポイント周辺にまきエサを打つ。この釣り場、正面のB点周辺には大きな沈瀬がある。そのため、潮に乗せて沈瀬のB点周辺にまきエサを流す。5分間、打ち続けたのでもう十分だろう。釣り開始だ。

38cm頭に本命チヌ11尾ゲット

9時50分ごろになると、エサが取られるようになってきた。やっと沈瀬周辺にチヌが集まってきたようだ。ウキがモゾモゾとし、5cm近く沈んだまま浮いてこないではないか。これはまさしくチヌの引きだ。この時期のチヌは、水温が下がっているため、つけエサを吸い込んだり吐きだしたりしてエサを確認しながら食べているのだ。そのため、ウキに明確なアタリなど出ない。

イトフケを取って、軽く手首でアワセを入れてやる。するとキューンとサオは大きく曲がりびくともしない。さらに大きなアワセを入れてやる。するとクククーッと左右に首を振りながら沖へ逃げていく。一瞬、ミチイトとサオが一直線になりかけて、ハリスが切れそうになったので、サオを立てレバーブレーキを効かせながら、ゆっくりイトを出してやる。あとは、サオの弾力でチヌが浮いてくるのを待つだけだ。

波止フカセ釣りで大当たり 1時間で38cm頭にチヌ11尾手中【苅田港】角周辺が人気の場所だ(提供:週刊つりニュース APC・浦野泰弘)

しばらくチヌの引きを楽しんでいると、引きが弱くなってきたので、手前まで寄せて一気にタモですくってやった。検寸の結果、9時55分、38cmのチヌが釣れた。急いで同一場所へ投入。すると再びウキがスーッとゆっくり沈んでいった。これもサオに乗り、10時2分、37cmのチヌが釣れた。

その後、11時までに35cm5尾、33cm3尾、30cm1尾の合計11尾のチヌが1時間の間に釣れた。大漁節だ。

<週刊つりニュース西部版 APC・浦野泰弘/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
南防波堤
この記事は『週刊つりニュース西部版』2020年2月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。