磯釣りの楽園「五島列島」遠征釣行 49cm頭に良型グレ乱舞【長崎】

磯釣りの楽園「五島列島」遠征釣行 49cm頭に良型グレ乱舞【長崎】

2月8~12日に、連休を利用して移動も含めて5日間、毎年遠征している長崎・五島列島での釣行を満喫した。磯からのフカセ釣りで連日、良型、大型のグレが乱舞し、まさにグレのパラダイスに大満足な遠征となった。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・濱堀秀規)

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五島列島で遠征フカセ釣り

今回の参加者は、私を含め磯フカセ釣りのベテランばかりだ。三宅さん、井上さん、そして五島へは初参加の楠本さん、工藤さんと私の5人だ。

徳島から長崎まで高速道路を走り、フェリーで五島列島の福江港に到着。福江港からすぐに渡船に乗り込む事ができ、待ち時間なく竿出しができる。しかも宿泊すると朝の日の出前から周りが暗くなるまで釣る時間がある。

五島釣行は、1日分の釣行が普通の2日分の時間があるのではないかと思う。福江に到着1日目は、午後から渡船せいわで福江の磯で竿を出した。2日目も丸1日、渡船せいわにお世話になった。3日目からは大宝に移動して、渡船浜吉丸で小美郎の磯で竿を出した。

連日40cm超のグレが登場

もちろん釣果も、さすが五島と言うにふさわしい魚たちに恵まれた。毎日40cmオーバーのグレが釣れるし、数も半端ではない。グレの楽園である。

磯釣りの楽園「五島列島」遠征釣行 49cm頭に良型グレ乱舞【長崎】井上さんが大型グレを釣り上げた(提供:WEBライター・濱堀秀規)

さて、数は当然釣れる。その中で、いかに大きなグレを釣り上げるかは少し技術がいる。当日結果が出たのは、遠投と潮がゴウゴウ走る本流釣りであった。

キーワードは遠投

まず、遠投だが、エサも遠投する必要がある。それには、配合エサも遠投できる素材が必要である。今回はマルキユーのグレパワーV9、新製品のグレパワー沖撃ちスペシャルを使用した。これらのエサを練り込み、長いシャクでパンパン沖に撒く、30~40mは余裕で飛ぶ。もちろん仕掛けのウキもまきエサよりも遠投する。

遠投での注意点はさしエサ。今回は、くわせオキアミスパーハードビッグLとMを使用した。食いしん坊のグレは食べ甲斐がある大きなエサがお好みだと思っている。特に加工エサは食いもよく、エサ持ちもいいので最高である。

向こうアワセでOK

ウキから目を離すと、仕掛けがどこにあるか分からない事があるが気にしない。なぜなら、向こうアワセで、アタリが出た時にはパラパラパラと一気に糸が出ていくため、ウキが見えなくともアタリが分かるからだ。

五島での釣りは、足下を攻めるのではなく、よく飛ぶエサを使い、そのエサと仕掛けを遠投する事で、良型のグレを狙うのである。

1日に30~40尾も釣れると、「釣りではなく労働だ」といやがる人もいるが、魚とのやり取りは何回あっても、何尾釣っても楽しい。連日の最長寸としては48cm、49cmも出て数も型も満喫した。

ようやく水温低下で本番へ

1月までは水温が下がらずに、型が小さめであったと言うが、今回の釣行では、十分な数と型であった。

型を狙うには、本流が走る磯に分がある。本流釣りでは、尾長グレも交じるので、これでもか!と言うくらいに、引きを楽しむ事ができた。

磯釣りの楽園「五島列島」遠征釣行 49cm頭に良型グレ乱舞【長崎】良型尾長グレがヒット(提供:WEBライター・濱堀秀規)

本流釣りのコツ

本流釣りのコツは、仕掛けを浮かすのではなく、しっかりオモリを足しながら、仕掛けを沈めていく事だ。これで、大型グレが向こうアワセでヒットし、パラパラパラッと手元の道糸が小気味よく出ていくアタリに出会える。

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