外気は春でもまだまだ『冬の釣り』 ヘラブナ釣りで元気印の9寸【奈良】

外気は春でもまだまだ『冬の釣り』 ヘラブナ釣りで元気印の9寸【奈良】

2月11日、晴れ模様の予報を聞いて奈良の竜田川釣り池へ釣友3人と釣行した。暖冬だからなのだが、ヘラブナ釣りに行ったら、空気も天候も釣り池の水も春のようだった。ただし、釣況はまだまだ冬のそれ。この日もアタリの少ない冬の釣りとなったが、しっかり本命の顔を見ることができたのでリポートしたい。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森宮清釣)

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ヘラブナ釣り 淡水の釣り

竜田川釣り池の概要

竜田川釣り池は、近鉄生駒線の竜田川駅の近く、下車して坂道を登っていくと、200mくらい行った所にヘラ釣りと書いた看板があり、住宅街を入っていくと池に出る。定休日は月曜日、釣りの料金は平日1000円。土日は1500円となるが、いずれも半日釣りでも料金は同じとなっている。

釣り場は野池に桟橋を作ったもので、大型は少なく5~9寸のヘラブナが主流。小さいだけに元気者、従って釣り味は素晴らしい。

外気は春でもまだまだ『冬の釣り』 ヘラブナ釣りで元気印の9寸【奈良】大物は少ないが元気ベラが(提供:WEBライター・森宮清釣)

好場はいつも釣り人で賑わう中桟橋の東側寄り、釣り人が使うエサ類が多いので必然的にヘラブナが集まるようだ。春から夏にかけては北桟橋がお勧めなのだが、ここでは18尺から21尺のサオを使っている人が多いようだ。

数釣りできる南桟橋へ入釣

小型で数を釣りたい向きは南桟橋の補修されたテントの下両向きがいいようで、ここでは8~12尺のサオで釣る人が多いが、今回はこの桟橋で分散して釣ってみることにした。

私の釣り始めの道具立ては、サオ8尺でミチイト0.6号、ハリス0.3号、ハリはプロスト金の3号を使用した。エサは一景のソフトグルテン単品にして、バラケはセットバラケ4カップ+底麩ダンゴ1カップにしてみた(50ccカップ使用)。ただし、これはたまに使うだけだ。使い過ぎると小魚たちが釣りの邪魔をするからである。

釣り始めて3時間経過しても釣れる気配がなく、ヘラブナのアタリは2回のみ。何とか瞬間の手応えを感じただけだった。周囲では釣友たちも触りも出ないと苦笑いしていた。

コイ釣り場ではファミリーが50cm級

昼前になって向かい側でサオを出している数人がサオを曲げていたがこれも単発で、中にはスレだったと笑う人もいる。「暖かい日が続いてもやはり寒ベラなんだ。難しい。」と釣友は嘆く。

この釣り場には小さなコイ釣りエリアがあるが、今回もお父さんと訪れた少年の姿があった。「大きなコイ釣ったら写真撮ってあげるからね」と言っていたが、1時間後に結構大きな(50cmクラス)コイを釣り上げた。お父さんと記念の写真をパチリ。

外気は春でもまだまだ『冬の釣り』 ヘラブナ釣りで元気印の9寸【奈良】コイを仕留めた少年とお父さん(提供:WEBライター・森宮清釣)

午後から12尺に変更し1匹目

午後から12尺のサオに変更すると、すぐにアタリが出た。サオを大きく曲げる引きでまずは1匹。警戒して離れた所でエサを待っているような感じだったが、連発させることはできなかった。

その後、釣友の喜多氏もサオを曲げていたが、1匹目はスレで泣き顔。しかし30分後のアタリは9寸くらいのきれいなヘラブナで、やっと笑顔が戻った。が、もう一人のビギナー君は半分居眠り状態。時々釣れるエサを下さいとせがむが、「そんなエサはない」と笑いながら意地悪してやった。

少し風が出てきたが、アタリも時々出るようになる。そして、風が収まった時ツンとはっきり分かるアタリが出て、喜びの声を張り上げた。タモに収まったのは9寸ほどのきれいで健康優良児と思うヘラブナ。これを上がりベラとしてサオを仕舞うことにした。

外気は春でもまだまだ『冬の釣り』 ヘラブナ釣りで元気印の9寸【奈良】仕留めたヘラを手に私(提供:WEBライター・森宮清釣)

暖かくなるにつれ活性化

この日はなかなか厳しい釣りとなったが、暖かくなるにつれこの池のヘラブナは活性化すると思うので、難しいけど皆さんぜひ訪ねてみてほしい。

<森宮清釣/TSURINEWS・WEBライター>

▼この釣り場について
竜田川釣り池