いよいよ渓流釣りが解禁。今回は「渓流釣り」の中で、最高難易度でもあり最もマニアックでもある『源流釣り』を紹介しよう。秘境の中で野生魚と対峙する充実感は体験は一生モノの記憶となるだろう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター 上谷泰久)
源流は2タイプある
イワナが釣れる源流には大きく分けて2つのタイプがある。
タイプ(1)食べごろサイズ(30cmまでの魚)がたくさん釣れる。
タイプ(2)魚影はそれほど濃くないが大イワナが生息している。
前者では夢のような大きな魚が釣れるのはまれで、後者では小さな魚はあまり見ることがない。どちらかというと、前者の方がアプローチは楽で入門者向け。
源流釣り釣果は現地食いが基本
3回に渡って源流の魅力を紹介するが、まず言っておかなければならない大事なことがある。苦労して秘境まで行って、たくさん釣った魚をあなたはどうするだろうか?
持ち帰ろうとしても、釣った魚ほど重い荷物はないだろう。帰りも険しい道を何時間も歩くのだ。ろくに保冷剤がないままでは鮮度が下がり、食べ物としての価値はなくなってしまう。
そのため源流では釣ったイワナはリリースが基本になる。テントなどを背負い込み、源流で「沢泊まり」して、釣ったイワナを調理して仲間で美味しく食べるのは最高のごちそうだ。「キープは現地食いの分だけ」というのがいいだろう。
次回は「最初はどのような川を選べばいいか?」や服装や靴、山装備、タックルなどについてなど紹介する予定だ。
<上谷泰久/TSURINEWS・WEBライター>