胴突き仕掛けヤリイカ釣行で本命6匹 マイカ混じりで満喫【若狭湾】

胴突き仕掛けヤリイカ釣行で本命6匹 マイカ混じりで満喫【若狭湾】

1月22日、福井県へ半夜便のヤリイカで訪れた。午後3時30分ごろに現地へ到着。船長とあいさつを交わして近況を聞くと、「ヤリイカの乗りダナは深いが、マイカが交じるから楽しめるよ」とうれしい内容だった。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・鈴木利夫)

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船釣り イカ釣り

若狭湾で胴つき仕掛けヤリイカ釣り

受け付けを終えて17人(満船)が集まり、胴つきが9人、イカメタルが8人で、釣り座の抽選が行われる。私は左舷トモに決まり、オマツリ防止策で釣り座が区分けされる配慮はうれしい。釣り道具を船に積み込んで準備を整えた。

午後4時15分、全員が乗り込みヤリイカのポイントを目指して出船。航程30分ほどでエンジン音がスローになる。船長がヤリイカを狙うポイントを探索し、そしてアンカーが下ろされた。

この日のヤリイカはカカリ釣りで、船が安定すると「水深58m。胴つきはオモリ80号、イカメタルは20号を準備してください」とのアナウンス。右舷ミヨシから私の釣り座までが胴つき仕掛けで、ヤリイカを狙うアングラーが並んだ。

やがて頭上から強烈な集魚灯が点灯される。若狭湾(小浜~三国沖)冬の風物詩と呼ばれる「いさり火」で、ヤリイカ釣りは人気が高い。船下付近へヤリイカの群れを寄せるには、やはり少し時間が必要だろう。私はこの時間を利用して、早めに食事タイムとした。

船中初となるヤリイカゲット

胴突き仕掛けヤリイカ釣行で本命6匹 マイカ混じりで満喫【若狭湾】当日のタックル図(作図:週刊つりニュース中部版 APC・鈴木利夫)

全員がベタ底で集中的に攻めて誰のサオも曲がらなかったが、午後7時前にサオ先を上げて誘った瞬間、微妙なイカ乗りのアタリを察知した。

半信半疑で手巻きで対応すると、軽くサオ先が突っ込んだ。この生命反応はうれし~い。ここで電動リールのスイッチをオン。慎重に微速で巻き上げると、鋭いイカの引きにサオ先が突っ込んで楽しい。

手繰り寄せると、ヤリイカが一番下のハイブリッド針を抱いて浮上した。船中初となるヤリイカで、これを見た船長が「ヤリイカが左舷トモで上がりました」とのアナウンス。この時間帯から船中のあちらこちらでヤリイカが単乗りで上がり始めた。

マイカのダブルも!

右隣の柴田さんはイカメタルで誘い続けているが苦戦している。私は落とし込みで、オモリの着底後にイトフケを取らず、少しラインをハワせ気味で誘いを入れ、リールを手巻きでゆっくりラインを張ると、狙い通りにイカが乗った。

ここから早巻きにすると絶対に足切れするだろう。やはり、強い重量感のある突っ込みは手持ちザオで楽しみたい。やがて浮上したのがおいしいマイカだからうれし~い。しかも、ダブルだったので重量感のある突っ込みが楽しめた。

胴突き仕掛けヤリイカ釣行で本命6匹 マイカ混じりで満喫【若狭湾】ヤリイカをダブルで上げて満足顔の筆者(提供:週刊つりニュース中部版 APC・鈴木利夫)

マイカが交じり始めたので、微速巻きで狙いのタナの範囲で誘う。この作戦が良かったのか、30m付近でマイカが連発して楽しい。

午後9時を過ぎたころから小雨が降りだし、これでヤリイカの活性が上がることを期待したが、冷やかし程度でやんでしまう。やがて沖上がり1時間前とアナウンスされ、ここで集魚灯が減光された。

すると、柴田さんがイカメタルでマイカを連発して追い上げ、そんなこんなで沖上がり時間を迎えた。

イカメタルでは良型も

私の釣果はマイカ16~21cm8匹、ヤリイカ18~25cm6匹。ちなみに、柴田さんはマイカ6匹にヤリイカ8匹だった。

胴突き仕掛けヤリイカ釣行で本命6匹 マイカ混じりで満喫【若狭湾】イカメタルで良型をヒットさせた柴田さん(提供:週刊つりニュース中部版 APC・鈴木利夫)

これから若狭湾(小浜~三国沖)のヤリイカは産卵期を迎える。浅場に雌のヤリイカが回遊したら数釣りが可能。

次回はイカメタルを計画中で、旬のヤリイカの数狙いはめっちゃ楽しみだ。

<週刊つりニュース中部版 APC・鈴木利夫/TSURINEWS編>

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若狭湾
この記事は『週刊つりニュース中部版』2020年2月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。