寒グロ狙いのフカセ釣りで43cm尾長含めて7尾を手中【大分・米水津】

寒グロ狙いのフカセ釣りで43cm尾長含めて7尾を手中【大分・米水津】

12月5日、大分県佐伯市・米水津のサズリへ寒グロ狙いのフカセ釣りに行って来た。小浦港・功明丸のホームページでも、前日に良型尾長(オナガ)グロが掲示さていたので期待が大きく膨らんだ。

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(アイキャッチ画像提供:週間つりニュース西部版 APC・村治篤)

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海釣り 磯釣り

サズリでフカセ釣り

前日に山口県下関市のシャーク長府店でまきエサを準備。今回は、グレ用小粒オキアミ2角、磯マスター遠投、制覇グレ、G-MAXを各1袋ずつ。それにパン粉4kgを均一に混ぜ合わせた。

天候も良好とのことで、下関市の自宅を午前1時に出発し、3時間ほどで小浦港に到着すると、すでに10人ほどが待っていた。着替えを済ませ5時前に出港。

寒グロ狙いのフカセ釣りで43cm尾長含めて7尾を手中【大分・米水津】釣り場略図(作図:週間つりニュース西部版 APC・村治篤)

サズリに到着したら釣座は西側の先端に構えた。朝マヅメに期待して仕掛けを作る。鶴見半島のサズリといえば尾長がほしいので、強めのフカセ釣り仕掛けを作った。

寒グロ狙いのフカセ釣りで43cm尾長含めて7尾を手中【大分・米水津】当日のタックル図(作図:週間つりニュース西部版 APC・村治篤)

早々に43cm尾長がヒット

6時くらいに釣り開始。海の状況を確認しつつ、まきエサを足元に10杯くらい多めに打ち、足元から仕掛けを流す。潮はゆっくりと左へ流れている。確実な同調を気にしつつ、張らず緩めず流していく。すると、潮とは違う仕掛けの張りがある。

大きくアワセを入れるとサオが大きく曲がった。尾長だ!慎重にやり取りをしタモ入れ成功。計測すると43cmあり、口元尾長9号が上唇にガッツリと刺さっていた。

エサ取りはウスバハギ

その後は追加とはいかず、8時ごろに昼仕掛けに変更。尾長の気配を感じつつ、良型口太(クチブト)を狙ってみる。ハリは掛かりすぎ口太6号。左流れの潮目もハッキリとせず、潮の表裏、足元などいろいろ攻めるが口太の反応もあまりない。

まきエサをしっかり打って確実な同調を目指すが、ウスバハギが寄ってくる。狙い通りのアタリがあり、アワセを入れると感触がまったくなくなり、ウキごとロスト。ウスバハギに噛まれていたようだ。

仕掛けを作り直し再度狙うが明確なアタリがでない状況。そのうちヤズ~ハマチの魚群が沖からバシャバシャと磯ギワまで寄ってきて小魚を食べていた。その小魚を拾ってハリに鼻掛けをして魚群の中に投入すると、すぐにハマチが掛かるがやり取り中にハリスが切れてしまった。

まきエサを打つとウスバハギが寄り、まきエサを外すとエサが残る。試行錯誤しながらクロのアタリを拾っていくが、ほとんどが尾長。磯ギワを流すとたまに口太が釣れた。たまに瞬殺でチモトを切っていくアタリもあった。

35cm口太を追加

口太狙いで仕方がないと思いつつ、仕掛けを投入。先打ちまきエサでウスバハギを誘導し、クロ用のまきエサを打つ。すると、久しぶりにサオ引きのアタリが!タモ入れすると35cmの口太だったが、イメージ通りに釣れたのでとてもうれしい気持ちになった。

昼ごろからは水温が下がったのか、アタリはほとんどなくなり午後2時すぎに納竿とし、釣り場をきれいに洗い流した。

最終釣果

12月でも水温は高めの19度。海水に手を入れても、まだ温かく感じるくらいだった。最終的な釣果は最大43cmの尾長を含め7尾だった。

寒グロ狙いのフカセ釣りで43cm尾長含めて7尾を手中【大分・米水津】当日の釣果(提供:週間つりニュース西部版 APC・村治篤)

期待が大きかったのか、12月の米水津では不完全燃焼の釣果だったが、周りを見ると良かった方なのかもしれない。まだこれからが本番で、水温も下がり口太の釣果も伸びてくるはずだ。

これから下関では季節風の影響でシケの日が多くなるため、風に強い大分県の磯だとだいたい釣行できるので、機会があればまた挑戦してみたい。

<週刊つりニュース西部版 APC・村治篤/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
功明丸
問い合わせ:シャーク長府店TEL083(249)1234
この記事は『週刊つりニュース西部版』2020年1月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。