ヘラブナ釣りでゆったり贅沢時間 底釣りで23尾【甲南へらの池】 

ヘラブナ釣りでゆったり贅沢時間 底釣りで23尾【甲南へらの池】 

12月25日、滋賀・甲賀市にある甲南へらの池へ釣行した。大阪方面からも西名阪と名阪国道を通れば、快適に通う事ができる池だ。様々な大会が開催される事も多い、環境の整った池であり、ヘラブナの放流量も多いのが特徴だ。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・紀州みの蔵)

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ヘラブナ釣り 淡水の釣り

様々な釣法が楽しめる甲南へらの池

甲南へらの池の水深は、深い場所で12尺程度。使用できる竿の長さは15尺までで、タナ規定はなく、カッツケ釣りから底釣りまで多くの釣り方で楽しむ事ができる。シルバー割引や、釣り割引券の当たる抽選会なども開催されており、来場する釣り人が楽しめるように工夫されている。

当日は現地に到着後、事務所で挨拶をして、入場料2000円を支払い、2号桟橋の3号向きに釣り座を構えた。桟橋は陸に接している固定桟橋が2本と、浮き桟橋が2本あり、200人近くが入場できる。

ヘラブナ釣りでゆったり贅沢時間 底釣りで23尾【甲南へらの池】 甲南へらの池の風景(提供:WEBライター・紀州みの蔵)

両グルテンの底釣り

当日、早朝は氷点下になったようで、桟橋には霜が降りていた。平日にも関わらず、20人程度の来場者があり、人気の高さを実感。

ヘラブナ釣りでゆったり贅沢時間 底釣りで23尾【甲南へらの池】 霜で白くなった桟橋(提供:WEBライター・紀州みの蔵)

釣り場で釣友に会い、一緒に並んで釣りをする事にした。私はゆっくりと釣りを楽しみたかったので「両グルテンの底釣り」を選択。

少し長めの竿で魚の引きを楽しむために14尺を使用。道糸は0.8号、ウキはボディ10cmでPCムクトップ、ハリスは0.4号で、ハリはコム3号と4号を状況に合わせて使い分ける。ハリスの長さは50cmと42cmで固定した。

エサは、わたグル30cc、グルテン四季30ccに水60ccを加え、後は手水で調整していく。

こまめなタナ調整が必要

この池の底質は、底釣りをしているとヘドロが掘れる傾向があるので、こまめなタナ調整が重要だ。カラツンや糸スレ、トップのなじみ幅などから調整していく。

わずかなアタリを見逃すな

午前9時から釣り開始。なじんだウキのトップに小さなサワリが出るので、チクッとアタるのを待っている間はドキドキして楽しい。一節しか動かないウキを見逃さずにパシッとアワせると3.6mの池底からヘラブナが重量感たっぷりに竿をしならせてくれた。

ずっと底付近で過ごしているヘラブナなのか、日頃見る魚体と少し違う「色白」の個体ばかり釣れてくる。サイズは35cmが最大で、ほとんどが30cm前後だった。

ヘラブナ釣りでゆったり贅沢時間 底釣りで23尾【甲南へらの池】 白っぽい30cm前後が多かった(提供:WEBライター・紀州みの蔵)

人より早く釣る練習

11時頃から魚の活性が落ちたのか、サワリやアタリが減ってきたため、エサのグルテンを柔らかくしたり、ハリを軽く、小さくする事で釣果を落とさないように試して釣っていく。

人より多く釣ろうと思えば、その日、その時の傾向をつかみ、早い展開で釣れるようにする必要がある。その練習をしてみたのだが、エサが底に着いてからスグのアタリもあれば、じっくりと待ってからのアタリもあり、私にはまだ練習の積み重ねが必要である事を実感した。

午後3時までで23尾

しかし、ウキには動きもあり、冬の釣りらしく、ゆっくりとした時間を贅沢に使い、午後3時までで23尾の釣果だった。釣友はウドンの底釣りで楽しみ、周囲では短竿でのセット釣りの方々が多く、同じくらいの釣果を出していた様子だ。

新ベラの放流も

この日、池ではヘラブナの放流があり、養魚場からトラックでヘラブナが運ばれてきた。サイズとしては30~40cmの魚が放流されていたようだ。放流したすぐのヘラブナは、私たち底釣りでは釣れなかったが、セット釣りの人には数尾釣れていたようだ。

ヘラブナ釣りでゆったり贅沢時間 底釣りで23尾【甲南へらの池】 当日はヘラの放流もあった(提供:WEBライター・紀州みの蔵)

標高の高い場所にある池なので、冬の間は周辺道路の凍結などもあるらしく、天気予報を確認し、安全な装備で通う事が必要だ。まだまだ冬はこれからが本番。1日の中での貴重なアタリ、貴重な1匹を楽しもう。

<紀州みの蔵/TSURINEWS・WEBライター>

▼この釣り場について
甲南へらの池
所在地:滋賀県甲賀市甲南町