7年ぶりに群馬県高崎市にある榛名湖の氷上のワカサギ釣りが1月30日に解禁となった。二日前の試釣りでは1時間で100尾ほどの数がでていて、期待に胸を膨らませていた。解禁日と2月1日、4日の計三日釣行した。
1月30日火曜日。解禁時間の6時半を待つ。
30日(火)は午前4時半に到着。
平日にも関わらず、顔なじみの仲間たちが釣り談議に花を咲かせていた。
しばし歓談したあと、準備をして解禁時間の6時半を岸辺で待つ。
開始時間となり、10人程度でポイントを目指す。
久しぶりの氷上釣り解禁ということで、数社の報道関係の取材が入っていた。
数分歩き店前の水深7~8mに穴を開ける。
底と中層に大きな群れが入る場所があり、この場をポイントと決め、仕掛けを落とすと、早速のアタリで、秋のボート釣りのときの当歳魚がいくぶん育った感じの5cmほどのワカサギが顔を見せてくれた。
時折、群れが消えることはあるが、すぐに新しい群れが入ってくる。
水深は7.6mだが、3mから底までびっしり反応がでるときもあり、魚が密集しているときに起きる現象の「サクランボ」もあった(1つのハリに2尾かかること)。
10時半には400尾を超えたが、その後は群れが少なくなりだす。
といっても、わずかな時間の沈黙。
その後は再びポツポツと釣れ、午後2時半に534尾で終了した。
2月1日木曜日
1日(木)は、ボートでよかった店前のスロープ先の水深6~8mを探ってみた。
しかし、穴あけドリルのバッテリーがへたり気味になるほどの穴を開けて探ったが、いい反応のある場所は見つからなかった。
そこで、時折、中層と底に小さな魚影があるポイントで始めることに。
午前6時半からOKだが、すでに1時間以上が経過していた。
底と中層に厚めの群れが入り、30分で50尾ほどを上げたが、その後は30分我慢するがまったく群れが入らず、移動を決めた。
少しずつ店前に近づいていくと、解禁日の好ポイントだった場所から離れたところに知人がいたので声をかけると、「今までのポイントに群れが入らなくなった」とのこと。
解禁から二日間は晴天だったが、当日は今にも雪が降りだしそうな曇天。
低気圧が影響しているのだろうか。
ボート乗り場桟橋前に探りを入れると、底にいい反応があったので再開。
時折入る大きな魚影は水深が変わるほど。
多点掛けはないものの、数を伸ばしていく。
11時過ぎに昼食休憩。
温かいキノコそばを食べて、正午過ぎに再開。
仕掛けを入れていなかったためか、群れは移動してしまっていた。
15mほど先でいい反応があり、仕掛けを落とすとひん繁にアタリがでる。
午後0時半ごろから雪が降りだし、榛名富士が霞む。
これとは逆に底に入る反応は濃くなる一方で、仕掛けを落としては上げての作業のように数が伸びる。
しかし、名残惜しいが降雪での帰路を考え、1時半過ぎに326尾で終了した。
2月4日日曜日
4日(日)は午前4時過ぎに到着すると、開始時間2時間以上前にも関わらず数人の知人が集まっていた。
さすがに、解禁後初めての日曜。
5時過ぎには湖畔の土産物店には多くの釣り人が集まりだした。
当日は総勢9人での釣行。
ビギナーもいたので私は案内役に。
女性が多いので、トイレなどを考え、安定している店前の水深7.5m付近をポイントに選ぶ。
さすがに解禁当初のような大きな反応は厳しいが、底や中層にある程度の群れが入った。
松迫さんから、「ダブル」などの声が聞かれ楽しそう。
タックルバランスが合わない人にほんの少しレクチャーすると、しっかりアタリにアワせて、4cmほどのワカサギが姿を見せてくれた。
休日と言うことで、ポイント周辺は色とりどりのテントやカタツムリが並んでいた。
天気に恵まれ釣り場にはBGMが流れている。
氷上ゴーカートも行われており、家族連れが楽しそうに氷上の余暇を楽しんでいる。
午後になると次第に厳しくなる。
しばしの沈黙の時間帯はあったが、底中心に群れが入った。
名残惜しいが2時半過ぎに終了。
今年の榛名湖は、ボートシーズンの魚影の濃さが継続している様子。
期間は未定だが、このまま冷え込みが続けば2月中旬以降も楽しめると思う。
榛名湖周辺の土産物店では、レンタル釣り具を豊富に準備してあるので、手軽にワカサギ釣りが楽しめる。
ただし、冷え込みが厳しいので、防寒対策は十分にお願いしたい。
<週刊つりニュース関東版 APC・根岸篤/TSURINEWS編>
関越道渋川伊香保IC~国道17~県道35号~県道33号利用。