ラインメーカー主催のフカセ釣り大会から学ぶ 同号数に複数銘柄のナゾ

ラインメーカー主催のフカセ釣り大会から学ぶ 同号数に複数銘柄のナゾ

12月21、22日、和歌山・那智勝浦の磯で「2019東レファン王座決定戦・グレ釣りトーナメント決勝大会が行われ、全国で開催された予選通過者16人にシード選手2人、推薦2人の20人が参加。抜群の安定感を保ったまま戦い続けた下村良平選手が見事初栄冠に輝いた。

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(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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東レファン王座決定戦とは

ラインメーカー主催のフカセ釣り大会から学ぶ 同号数に複数銘柄のナゾ今回の参加者(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

2019東レファン王座決定戦・グレ釣りトーナメント(主催:TFT(東レ・フィッシングチーム)実行委員会、共催:東レ・モノフィラメント株式会社)」と銘打たれた今大会は、昨年開催された「2018関西・東レファン王座決定戦」の枠を広げ、全国7会場で地方予選を開催(中国地区は悪天候による中止のため、東レ・スタッフより選抜)し、各予選通過者が集う、いわば全国大会として行われた。全国大会としての前身は2009年に開催された「東レカップグレ」だが、実に10年ぶりの全国大会開催となり、全く新しい大会として生まれかわったと言える。

全国7会場からの選抜選手

21日の早朝、受け付けに集合したのは、東は静岡・下田会場から西は大分・米水津会場の全国7会場で開催された予選を勝ち抜いた16人。これに昨年度開催された「関西・東レファン王座決定戦」の覇者である小出仁志選手、そして、2009年に行われた今大会の前身でもある「東レカップグレ」の優勝者、藤原義雄選手のシード2人、九州推薦となった岩崎秀樹選手、主催者推薦となった西口忠伸選手を合わせた合計20人の猛者揃い。

ラインメーカー主催のフカセ釣り大会から学ぶ 同号数に複数銘柄のナゾ参加選手一覧(作成:TSURINEWS関西編集部・松村)

大会側が使用ラインを指定

受け付けを済ませると直後に抽選が行われ、その場でトーナメント表に名前が入っていく。すなわち、対戦相手が決定していくシステムだ。

夜明け頃に清丸渡船2隻に乗り分けて、5組が湾内磯、残りの5組が湾外の磯へと向かった。1回戦は1時間30分交代制の3時間勝負。釣ったグレ(口太、尾長、オキナメジナ)の10尾までの総重量で勝敗を決定する。

そして、面白いのは主催者側からの規定として、その回戦ごとにハリスが配られ、そのハリス以外の使用が禁止されている点だろう。1回戦の規定は「1.5号」だ。今や競技会としての数釣りでは少し太いイメージのある1.5号ハリスだが、選手にしても普段は1号程度のハリスで数釣りをする人が多く、ほんの少しの太さの違いに戸惑う選手もかなりいた。

「そこまで太いハリスを普段使わないので、仕掛けの入り方とか重量感、張りなどが完全にかわってしまいますね」と言っていた選手もいた。しかし、当日の競技委員でもある名手・前西喜弘さんによると、「最近は何でも、細ハリスの風潮があるけれど、グレ釣りは太いハリスで食わせる技術も必要です。もちろん、細いハリスでのやり取り技術を磨くのは大切ですが、せっかく掛けたグレを細いハリス使用のためにバラすと言うのはダメですね」と話す。

1回戦の勝ち抜け選手

20人が10カ所の磯に分かれて対戦を行った結果、2回戦では小出仁志VS木林良文(福久井の丸島)、下村良平VS藤原義雄(伝五郎)、原田真VS村岡利彦(ノミトリ)、西口忠伸VS戸田祐幸(和市島)、小笠原誠VS村岡哲也(大島)がそれぞれ2日目の準決勝を目指す。

2回戦のラインは1.2号縛り

2回戦では1回戦の湾内組が湾外へ、湾外組が湾内で対戦する事により、同じ磯へ上がらないよう配慮がされた。ちなみに2回戦での規定ハリスは1.2号。2回戦では各磯ともにかなりの釣り合いとなり、検量をしてみないと勝敗が分からない状況。検量の結果、全選手が1000gを超す釣果をたたき出したが、中でも下村選手が3810gを釣り、2回戦では全選手の中でもトップ釣果となった。

ラインメーカー主催のフカセ釣り大会から学ぶ 同号数に複数銘柄のナゾ下村選手が良型をキャッチ(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

下村選手はスタート時こそアイゴの猛攻に悩まされていたが、やや深いタナを攻めて対戦相手の藤原選手よりもペースこそ遅いものの良型を釣り上げ、後半の場所代わり以降もペースを崩す事なく良型を含めて規定の10尾をクリア。藤原選手も10尾をクリアしたが重量では2735gとなり、グレの大きさで差が出た形だ。

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